社員同士の対談を通して、博報堂と博報堂DYメディアパートナーズのカルチャーをお届けします。
今回、登場するのはビジネスプロデュース職(以下、BP職)とストラテジックプラニング職(以下、ストプラ職/ストプラ)のふたり。「粒ぞろいよりも、粒違い」「共創する文化」をカルチャーに持つ我々の会社で働く自分を、ぜひ想像しながら読んでみてください。

時間を経ても変わらない、
同期の絆
ストプラ職は、マーケティングプラナー、ビジネスプラナー、イノベーションプラナーに細分化されるが、児玉はゼロから新たにビジネスをつくるイノベーションプラナーとして従事。櫻井は入社してからずっとBP職。2017年に入社した同期だが、いままでほとんど接点がなかったという。
児玉「僕はイノベーションプラナーで、ざっくり言うと『新しい変革を創出する』というのがミッションです。大学ではデザインを、大学院ではサービスデザインやUX(ユーザーエクスペリエンス)を学んでいて、ユーザーに新しい体験をつくる領域に興味があったので、クライアントの新規事業開発を支援する部署にも所属して、サービスデザインやUXの領域に携わっています」
櫻井「私はBP職としてクライアントとやり取りしつつ、社内スタッフや協力会社と一緒に1つのプロジェクトを進めています。いまは、CMやグラフィックをつくったり、若年層に向けたWEBコミュニケーションを行ったりしつつ、さまざまなデータをどうアウトプットに活かしていけばいいのかなど、オールマイティにやっています」
児玉「それにしても、このクロストークを同期が見たら驚くだろうね」
櫻井「『ここ!?』って(笑)。この2人が喋ってるの、誰も見たことがないと思う」
児玉「でも、同期というだけで親近感や安心感はあるよね。たまたま絡む機会がなかっただけで、いまも緊張しないし」
櫻井「私はちょっと緊張してたけど、対談前日の夜に『ちょっと打ち合わせしよう』って電話で話したら、近所のお兄ちゃんみたいな安心感があって。『大丈夫っしょ』『大丈夫だよね』みたいなやりとりをして、3分で切りました(笑)」

良い関係性を築くために、
本音トークは欠かせない
クライアントの課題解決については、「難しいことばかりです」と口を揃える2人。BP職とストプラ職は二人三脚で、その課題を解決していく関係性にある。
児玉「BP職がクライアントの意向や抱えている課題を持ち帰り、ストプラ職が解決策を探っていく。当然1人では課題を解決できないので、BP職とはしょっちゅう電話したり、『いまから相談いいですか』と時間を割いてもらっています」
櫻井「仕事には企画を決めるまでと、それを実装していくという、2つの段階があると思うんですけど、前半がやっぱりものすごく難しくて。きちんと調査をして、拠り所になる合理的なものをつくるうえで、頼れるのはストプラのみなさんだと日々思っています。正直、入社してから毎日大変なことばかりなんですけど、文化祭みたいに楽しむ気持ちで乗り切っていくうちに、自分の知見が広がってノウハウが溜まっている実感があるのは楽しいです」
児玉「チームの指揮官的なポジションを担っているのがBP職だよね。クライアントの課題を解決するチームをつくるために、適切なスタッフをアサインするのもBP職。だから自分がアサインされると、モチベーションは上がります(笑)。それと、BP職がクライアントと信頼関係を築いてくれると提案がスムーズに行くから、ストプラもクリエイティブも頼ってしまっているところは大いにあります」
櫻井「BP職の仕事は、クライアントもストプラもクリエイティブも、とにかくみんながハッピーになる折衷案を見つけることだと思っていて。そのためには先輩でもざっくばらんに、ちゃんと本音で会話することが大切なのかなと思っています。それに、クライアントから『ありがとう』と言われたり、博報堂に任せてよかったと言ってもらえるのは、BP職にとって1つのモチベーションになるので、率直に話せる関係性づくりを意識しています」
児玉「僕は最近、チームの領域が広がってきた感覚がありますね。特に僕がやっている新規開発系はいままでにないものをつくるので、クライアントと共創してプロジェクトを成功させるワンチームという認識が強いです」

「解」を見出すために、
自分の職務は妥協しない
多くのスペシャリストが揃うチームにおいて、BP職とストプラ職、それぞれの立場で必要なこととは?
櫻井「シンプルな話ですけど、絶対に投げ出さない、そして最後まで責任を持つことがBP 職として大切なことだと思います。クライアントにとってBP職はフロントなので、その人が投げだしたらもう終わりなので(笑)。厳しい局面でも頑張って踏ん張ることが、チームの信頼につながり、その結果、自分の糧にもなると思っています」
児玉「ストプラ職としては、チームとしての正解を妥協せずに『突き詰める』ことが重要だと思っています。その答えが自分たちにとっての最適解なのかを常に疑問視しながら、打ち合わせでも“?(ハテナ)”で会話をしていくことが多いので、それを楽しめる人、そのスタイルに当てはまる人がストプラやクリエイティブには多い気がします。博報堂はBP職も含めて考えることが好きな人が多いので、自分の役割を担保しながらも、自分のやりたいことや叶えたいことの最大公約数をうまくクライアントと一緒に世の中に出していく。博報堂のこういうところは、BP職とも共通している認識かなと思います」
櫻井「うん、その認識はあるかな。あとは、いろんな分野のスペシャリストがいるなかで、私は何かに突出した人間ではなくて、ジェネラリストに近い感じだと思うので、スペシャリストの人たちの思いをちゃんと束ねるのが私の役割だと思っています」
児玉「僕は、博報堂の『雑談から打ち合わせが始まる』という文化も大切にしていて。先輩後輩関係なく友達みたいな感覚で、くだらないことを話し合える関係性がつくれるといいですよね。なぜなら、『突き詰める』作業は1つの視点だと縮まってしまうので、『これってことはこういうこともできますよね』みたいな感じで、日常的に楽しく広げられる人と一緒にいると、自分の固まった思考をほぐしてくれる感じもあるし」
櫻井「私、結構多趣味でいろんなことをやってきたと思っていたんですけど、この会社には私以上にいろんなことをしている人がたくさんいて。そういう人たちと話すだけでも、学生のみなさんならきっと楽しいと思います。それから、もし一緒に働くなら一生懸命に仕事に向き合える人がいいですね。仕事は単なる作業じゃないし、1つの物を売る仕事でもない、もちろんテンプレートもないので、結果的にいろいろと考えなきゃいけない。“解”がないからこそ、一生懸命仕事に向き合える人となら、見たことのない新しいものがつくれる気がします」
児玉「気の合う同期に出会えるのもこの会社の良さかと(笑)。同期は先輩や後輩とはやっぱり関係性が違って、フラットな憩いの場。美菜とはかなり久しぶりなのに、まさにフラットな対談ができたので良かったです」
櫻井「私も改めて同期の良さに気づいたし、頼れる相談相手が増えました(笑)」

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