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フラットでウェットなチームだからこそ、新しいものを生みだせる フラットでウェットなチームだからこそ、新しいものを生みだせる

同じ職種同士の対談を通して、博報堂と博報堂DYメディアパートナーズのカルチャーをお届けします。

今回、登場するのはデータテクノロジー領域で活躍する4人。
「粒ぞろいよりも、粒違い」、「共創する文化」をカルチャーに持つ我々の会社で働く自分をぜひ想像しながら読んでください。

青山 格
博報堂DYメディアパートナーズ   
メディアビジネス基盤開発局
データテクノロジー部
2021年入社
小山田 圭佑
博報堂DYメディアパートナーズ   
メディアビジネス基盤開発局
データテクノロジー部
2019年入社
篠田 裕之
博報堂DYメディアパートナーズ   
メディアビジネス基盤開発局
データテクノロジー部
2008年入社
三上 拓真
博報堂DYメディアパートナーズ   
メディアビジネス基盤開発局
データテクノロジー部
2021年入社

ひとりではできなかったことが、
このチームではできる

広告メディアビジネスの次世代型モデル「AaaS(Advertising as a Service)」の推進と実現化のために、テクノロジーの可能性を探求するプロジェクトとして2022年に誕生した「AaaS Tech Lab」。まだ完成しきってはいない組織に所属するメリットや面白さを、メンバーたちはどのように感じているのか。

篠田「データテクノロジー部という集団を社外にPRしていく際、組織としての部署名ではなく、独立的なチーム名のほうが印象に残りやすいと思い、AaaS Tech Labとして積極的に情報発信しています」

小山田「実際、インターンや採用活動、実務や対外活動などでの反応を見るとその狙いは正しかったように思います」

篠田「メンバーはここにいる4人を含め、いまは6人所属しており、全員がデータサイエンティスト職です。ミッションは、次世代のメディアコンテンツ開発です。そのために、テレビの視聴率を予測するソリューション開発をしたり、データやテクノロジーを駆使した新しいテレビ番組や商品開発をしたりしています」

青山「僕は博報堂/博報堂DYメディアパートナーズのデータサイエンスインターンを経由して入社しました。分析や予測はもちろんですが、インターンで篠田さんの事例としてお聞きした、データやテクノロジーを活用して新しいコンテンツをつくることにも興味があったので、いまのチームへの配属は願ったりかなったりです」

三上「データサイエンスは世の中的には業務効率化の文脈で語られることが多いですが、新しいものをつくり出し人をワクワクさせるデータ活用ができるのがこのチームの魅力だと思います」

小山田「僕の場合、篠田さんは新人時代のトレーナーで、長くソリューション開発やメディア・コンテンツ開発を一緒に担当しています」

篠田「青山くんや小山田くんは、Kaggle(カグル:世界的なデータサイエンスコンペティションプラットフォーム)にも積極的に参加して上位入選の実績を残していますね。今後、個人としてデータサイエンティストとして立っていくだけではなく、AaaS Tech Labに所属している、集団として動くというメリットは感じますか?」

小山田「現時点では出来たばかりの組織で、世間の認知ってまだ十分ではないと思うんですよ。だからこそ、どのような集団にしていくか、どうやってスケールさせていくのかということを実践しながら模索していく、自分が率先できる面白さを感じます」

青山「あとはサイトを中心に定常的な発表の場があり、実験的な取り組みを表立って言えるチャンスがあるのもAaaS Tech Labの良さの1つだと思います。最近では、ありがたいことにAaaS Tech Labのサイトを閲覧した社内の方から新たな仕事の相談をされたりしています。自分ひとりでは成し得なかった世界が、ここにいると広がっていく気がしますね」

周りがデメリットと思うことが
自分たちにとってのメリット

仕事をしていくうえで、時にネガティブな要素にとらえられがちな“若さ”。しかし、AaaS Tech Labのメンバーたちにとっては、その若さが生み出すカジュアルな雰囲気こそが大きなアドバンテージだと語る。

篠田「最近、AaaS Tech Labが担当している案件で、アプリ利用ログや位置情報データの解析に基づく観光事業があります。AIを使って、観光地のスタンプラリー企画をハックしてその結果を広告ビジュアルに活用するものです。プロモーション設計という点ではメディアコンテンツ開発であり、諸条件を加味した旅行ルート最適化という点だとデータサイエンス。どちらの領域にも関連するAaaS Tech Labらしい仕事だと思います」

小山田「最初のブレスト段階では、ルート最適化の話は全然出てなかった気がしますね」

三上「僕は移動経路によってポイントが増えます、みたいなアイデアを提案したのを覚えています」

青山「そのうち不意に、AIを使って最適化したら面白いんじゃないかと、誰かが話したところからトントン拍子でプロジェクトが進んでいきました」

小山田「つくったルートを、実際に自分たちで周ってみたりもしましたね」

篠田「AaaS Tech Labは僕以外入社から4年目以内という、非常に若いチームですが、僕はそれがデメリットだとは思っていないです。データ分析はもとよりメディアコンテンツ開発をするなら、組織は絶対フラットのほうが良く、そういう意味でこの観光案件はAaaS Tech Labのカジュアルな雰囲気でのアイデアブレストがあったからこそ生まれたプロジェクトだったと思います。実際、青山くんなんて、ひと回り以上年齢は離れていますが、僕のこと絶対友達くらいに思ってますよね」

青山「そうですね(笑)。でもチーム内ではアイデアブレストで、よりフラットな雰囲気を出すための具体的な工夫をしていますよね。実名のチャットのほか、最近では匿名のチャット・投票ができるツールを併用して、より活発なディスカッションができているなと感じます」

手を動かしている人の
意見が尊重される

システマチックにドライな関係で仕事を進めるのではなく、個性を大事にウェットなチームであり続ける。世間が思い浮かべるイメージとは異なる仕事の向き合い方を、彼らがあえて選んでいる理由とは?

三上「うちの場合、アイデアブレストではない通常の部会も全員参加でたいてい2時間以上やりますね」

篠田「データ系の職種だと効率よくアジェンダを決めて、30分ぐらいで切り上げるように思われがちですが、それとは真逆で、むしろ意識的にウェットなチームにしています。部会ではまず事前に僕がニュースレターのようなものを部員に公開するんですよ。そこにはいわゆる部会のアジェンダとしてあるような業務連絡的なことだけではなく、僕がその週に面白いと思ったテクノロジーやメディア・コンテンツ、技術情報についてまとめています。それをもとにみんなで新しいテクノロジーについて自由にディスカッションしています」

小山田「それに加えて、部会内で持ち回りでゼミ発表をやっていますよね。気になるテクノロジーについて実際にプロトタイプをつくってみて発表したり。新しいテクノロジーがでてきたときに、精度的な側面だけではなく、そのテクノロジーについてどう活用すると面白いかということを考える、議論できる時間があるのは良いと思います」

三上「アイデアブレストして自分の企画が通ったり、部内のゼミ発表がAaaS Tech Labのテックコラムとしての発信につながったりして世に打ち出される。頑張りがそのまま結果につながるので、すごいチャンスをもらっているなと感じます」

青山「メディアコンテンツ開発でのアイデアブレストだけではなく、ソリューション開発でも、Kaggleで使われているLeaderBoard(スコアボード)のような競争形式で、全部名前を公開してフラットに進めていますよね。そこで年次は全く関係ないので、僕が篠田さんより上であることも全然あります」

篠田「LeaderBoard形式の競争型にすることのメリットは、プロジェクトが誰か個人に依存せず、実際のデータを各自が分析しながら評価指標など様々な観点について具体的でフラットなディスカッションができることです。もちろんゲーミフィケーションとしての要素もあり、僕が青山くんに負けるときもあるっていうのはとても健全ですよね。ただ、負ける気は全然しないですが(笑)」

青山「僕らも“若手だから勝てなくてもいいや”みたいな気持ちは無く、毎回、自分をアピールするために本気で取り組んでいます」

三上「本気で勝つためにお互いが磨いてきたものを持ち寄った結果、それぞれの良い部分を融合させて、さらに良いアウトプットにつながることもありますね」

小山田「きちんと手を動かしている人の意見が尊重されるのは、AaaS Tech Labの良さですよね」

篠田「そうですね。AaaS Tech Labはもちろん、データテクノロジー領域は新しい領域なので、とにかくアウトプットを出し続けられる人に向いていると思います。仕事だけじゃなく、趣味でもいいので、自分はこれが良いと思うものをつくり続けられる人が活躍できる分野だと思うし、なにより本人が楽しいんじゃないですかね」

青山「僕も、この領域で活躍するためには手を動かすことが欠かせないと思っています。興味は変わっていくと思いますが、自分自身が面白いと思えることに対して、手を動かし続けるくらいの情熱を持っている方と一緒に仕事できたら嬉しいですね」

三上「学生時代に学んだ技術領域がそのまま活きることも多い世界なので、環境や既存の手法に対して受け身になるのではなく、各々の個性や得意分野から自由に発想して行動できる人が活躍できる場だと思います」

小山田「なんか、みんなに全部言われてしまった気もしますが、2022年ってAI技術で大きくアップデートが入った年で、その流れはいまも続いていると個人的には思っていて。そうした状況で結果を出していくには、自分のスキルを常にアップデートし続ける必要がありますが、自分の手を動かして何かをつくれる技術面でのアップデートを楽しめる人っていうのは、きっとデータテクノロジー領域に限らず博報堂/博報堂DYメディアパートナーズという会社に向いているし、そういう人と一緒に仕事ができたら楽しいんじゃないかって思いますね」

※出演者の所属、職種、その他の全ての情報は本記事掲載開始日時点のものであり、現在の情報とは異なる場合がございます。

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