社員のこだわりや達成感から、自分が働く未来を想像してみてください。
みなさん、こんにちは。2012年入社、クリエイティブディレクターの小島翔太です。猫とゴルフが好きです(こう言うとすごくおじさんだな)。クライアントへの広告企画のアウトプットの際、“表現”の部分を主に考える仕事をしています。CMの映像の企画や、キャッチコピーなどがイメージしやすいと思います。
たいてい何人かのチームで一緒に仕事をするので、リーダーとしてそもそもどのような企画を考えるべきか方向性を示したり、たくさんの企画の中から良い企画を選んだり、更にブラッシュアップさせるような役割がクリエイティブディレクターという職務です。クリエイティブの責任者であり、リーダーという認識でいます。

相反する感覚を持ち、人に届く「表現」をつくる
チームの中ではCM企画やキャッチコピーなど、いわゆるアウトプットを考える仕事です。会社の中でどれだけたくさん考えても、世の中に届かないと意味がないので、人々が見たときに「どう感じるか?」という感覚を何よりも大事にしています。博報堂ではそれを「生活者発想」と言っています。
世の中の人に届く表現にするためには、2つの軸が大切だと思っています。1つ目は、客観的な空気です。いま、みんながどんなことを感じているのか、何が流行っているのか、それを全く知らないと自分勝手なものになってしまうので、常に世の中の動きや、流行りのようなものは広く把握するようにしています。
2つ目は、自分が何を感じるか、何を面白いと思うかという主観的な感覚です。流行りを知ることは必要なことだとは思いますが、その流行りをただ追いかけただけの表現は、どこかで見たことがある似たようなものになり、目立つことなく埋没し、世の中には届かないからです。

自分たちの考えが生活者に届き、
成果として表れたとき
いまはSNSや動画視聴サイトのコメント欄でもリアクションが見えるので、いい反応が起こっているのを見たり、成果としてさまざまなものが返ってきたりすると達成感を感じます。
ただ、クリエイティブの仕事は世に出る前にもたくさんの達成感があって、打ち合わせに向けて1人で企画を考えているときに「これは面白いかな?」というものを思いついた瞬間、打ち合わせの場で良い企画が生まれた瞬間(これが自分の企画だと最高ですが、人の企画だったとしても嬉しいです)、クライアントにプレゼンして通った瞬間、監督やカメラマンなどのプロたちを交えて実際のアウトプットを仕上げていく瞬間など、ひとつの企画が世の中に出るまでに、沢山のやりがいや達成感ポイントがあるのがいいところです。

いわゆる普通の感覚・感性が大切。
でも少しだけ「違い」がある人
自分の大好きなものがあって、それを人に説明できる人。大切な人の誕生日に、その人を喜ばせたいと思って何かをできる人。人生の喜怒哀楽がちゃんとある人。
博報堂/博報堂DYメディアパートナーズは人が資産で、社員一人ひとりの感性や感覚の積み重ねで仕事が動いてると思います。世の中に対しても、クライアントに対しても、目の前の社員に対してもですが、楽しいこと、嫌なこと、悔しいことなど「当たり前に人はこう思うよね」と普遍の感性を持った人と働けると楽しいなと思います。
その中にその人だけのこだわりや、少しだけ人と違うところがあるとさらに素敵だなと思います。

いままでの人生すべての続きが、この仕事なんだと気づきました。答えのない仕事であり、結局自分の感覚を信じるしかないので、いままでの人生で触れてきたコンテンツや自分の思い出、経験の引き出しから仕事をする——、なので、お互いの人生の経験を持ち寄って仕事をしているように感じます。
もちろん社員の人生はそれぞれ違うので、違う人生や感覚を持ち寄って、1つの目標に向けて共闘するのは楽しいなと感じます。
※出演者の所属、職種、その他の全ての情報は本記事掲載開始日時点のものであり、現在の情報とは異なる場合がございます。