JOBS INTERVIEW JOBS INTERVIEW

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多様な文化を受け入れる柔軟さと自身の正義や信念を軸に、とにかく笑って前進 多様な文化を受け入れる柔軟さと自身の正義や信念を軸に、とにかく笑って前進

キャリアの方向性にも「粒違い」な個性が表れている社員たちに、各職種について語ってもらいました。
社員のこだわりや達成感から、自分が働く未来を想像してみてください。
田内 麻里子
グローバル領域
ビジネスプロデュース職
2009年入社

みなさん、こんにちは。2009年入社の田内麻里子です。タイからの帰国子女だったこともあり、入社当時からグローバル業務に興味を持っていました。博報堂入社後は、初任配属がビジネスプロデュース職(以下、BP職)でしたので金融系クライアントを担当し、その後は製薬会社や外資系のEC、トイレタリーなどさまざまなクライアントを担当しました。

2017年に博報堂DYメディアパートナーズのスポーツ局に出向となり、海外スポーツ担当として海外の放送局にコンテンツを販売したり、国際大会を日本で開催する業務などに携わるなかで、日本からではなく海外を拠点にしてチャレンジをしたいという思いが強まってきました。

そんななか、上海博報堂で駐在の話があり、ロックダウン中の2022年5月に赴任。日系クライアントの中国国内の広告制作やプロモーションを担当するBP職として、ローカルスタッフと一丸となり、コロナ禍に振り回されながらも刺激的な中国生活を送っています。博報堂の中では割と異色のキャリアを積んでいるかと思います。

あなたの役割と大事にしていることを教えてください

プロジェクトを俯瞰し、
自分以外の職種の視野も合わせ持つ

BP職は、クライアントの課題に向き合い、その解決のためにスタッフをアサインして最適な布陣をそろえながら業務を遂行し、それを会社の売上として還元していく仕事ですが、日本でも海外でも仕事の性質に違いはないと思います。

日本企業の海外進出をサポートする際には、「日本の予算と戦略立案に基づいて実施するケース」と、「海外拠点が主体となって現地で実施していくケース」があると思います。日本にいたときにビジネスプロデュースとして携わっていたグローバル業務は前者が中心でした。現在は、海外を拠点にしているので後者の立場で、ローカルのビジネスプロデュース、クリエイティブ、ストラテジーのスタッフを率いながら、クライアントの目標達成をあらゆる面でサポートし、会社の売上に貢献することがミッションです。

駐在員という立場は、いつかは本社(日本)に帰る存在ですが、現地の社員たちはそういうわけにはいきません。正直に言うと、日本にいたときはチームの予算を達成し、極論、自分が正当な評価をされることが大切と思っていたところがありましたが、いまは役職も責任も、日本にいるときよりその重さを感じています。また、自身の役割をBP職に限定しないことが求められていると日々感じます。

日本にいた頃は、ストラテジーやクリエイティブの役割は明白に分かれていたように感じますが、ここではストラテジー、クリエイティブ、プロデューサー、どの方面においてもローカルスタッフをリードする力が必要で、ビジネスプロデュースとしての視野だけでなく、プロジェクト全体を俯瞰してスタッフを動かしていくと同時に、日本のクライアントをグリップできるビジネスプロデュースのリーダーになることを目指しています。

あとは、これは駐在・BP職に関わらずグローバルで仕事をするうえで大切だといつも感じるのですが、自分なりの正義や信念をぶらさずに持ちつつも、しなやかいること。当たり前ですが相手は外国人なので、文化や交渉方法も違います。こちらの戦い方では通用しないこともあるなかで、軸をしっかり持つけれども、柔軟性も併せ持ち状況に向き合うことが、海外にいてやってくる色々なピンチを乗り越えるときに役に立っていると思います。

どんなときにやりがいを感じていますか?

さまざまな困難を乗り越え、
苦労が報われた瞬間

ビジネスプロデュースの仕事もスポーツの仕事も共通して言えますが、尊敬するスタッフの方々や仲間たちと一緒に何かをつくり上げていく仕事が成功したときの達成感は、何にも代えがたいです。

達成感のある仕事というのは、そこに行きつくまでの道のりにおいて、できればもう一度やれと言われてもやりたくないような、体力的なきつさだけでなく、クライアントからの期待と大きな予算を預かり、責任や失敗できないプレッシャーなどもあります。恥ずかしいですが、この歳になっても怒られることもしょっちゅうあります。

そんななかでも、撮影が無事終わったときや企画が通ったとき、イベントが成功に終わったとき、これらの苦労が報われる瞬間は中毒性があって、二度とやりたくないと言っていたのにまたやりたくなってしまう(笑)。一人だったら決してできないことを一人ひとりが一生懸命向き合い、力を合わせて仕上げて、クライアントや世の中の人から好評価をもらい、博報堂としての信頼を獲得する。これが広告会社で仕事をするなかで、私が感じる一番の醍醐味だと思います。

だから、どんなに辛い毎日でも「笑一笑」(中国語でとにかく笑おう!の意)。私は決して個人の能力が高いタイプではないですが、周りを巻き込みながらみんなの力を借りて盛り上げていくことは得意だと思っているので、それが海外という場所ではより活かされていることは本当に良かったと思っています。

どんな人と働きたいですか?

一生懸命やって、楽しめる大らかさがあればよし

上海でのチームスローガンを勝手に「笑一笑」にしているのですが、日本も海外も関係なく、仕事をしていると理不尽なこともいっぱいありますが、そんなことも軽く笑えるユーモアと、幅広い心と、うまくやりぬく賢さを持った人と働くとみんな幸せになると思います。

と言いましたが、これでは奥田民生さんの歌みたいになってしまうので、あくまでも仕事は一生懸命する、というのは前提に。私が入社してから出会った尊敬する先輩方のお言葉を借りるとすれば、「仕事は一生懸命やらなきゃ楽しくない」なので、一生懸命やって楽しめる大らかさがあるといいなと思います。

あとは、これから入社するみなさんであれば、言い訳しない、逃げない人、文句を言わないでやることはきっちりやる人がカッコいいと思います。

博報堂/博報堂DYメディアパートナーズで働く中で、あなたの中のどんな答えに気づきましたか?

諦めなければ夢を叶えられるし、夢がなければ見つけられる会社です。

就活のときに自分が持っていた夢は、「10年後を想像できない社会人人生を送る」「スポーツの大舞台の裏方になる」「海外に住む」でした。

自分の夢を叶えるために、外に出てチャレンジしようと考えたこともありましたが、結果、博報堂で全部叶っていました。叶えられるだけの環境、刺激を与えてくれる人物との出会い、そういうものがこの会社にはあると思います。

最初から思い描いていた通りのキャリアかというと全く予想していなかった人生を今は歩いていますが、自分の興味の赴くままに、夢を持つことを忘れずにがむしゃらにやってきた結果いつの間にか現在地にたどり着いていた、というところで、答えは自分の中にあったのだと思います。3つの願いが叶った今、また新しい夢を見つけたので、それを叶えるためにしばらく中国で頑張ります!

※出演者の所属、職種、その他の全ての情報は本記事掲載開始日時点のものであり、現在の情報とは異なる場合がございます。

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