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~競馬って楽しいかも…!まずは競馬を知ってもらうために~チーム全員でドライブする新競馬マーケティング ~競馬って楽しいかも…!まずは競馬を知ってもらうために~チーム全員でドライブする新競馬マーケティング

実際の仕事をもとに、博報堂と博報堂DYメディアパートナーズのチームワーク力の源泉を解き明かしていきます。

今回紹介するのは、公営競技である「競馬」のブランディングに、チーム一丸となって取り組んでいる「JRAチーム」。「馬券を買ってもらうことだけではなく、競馬を好きになってもらうこと」というゴールに向かって走り続けるこのチームの中に「もしも自分がいたら」なんて、ぜひ働く自分を想像しながら読んでみてください。

Team
JRA

佐々木 裕樹
博報堂
ビジネスデザイン局
2007年入社
田井 大夢
博報堂
ビジネスデザイン局
2012年入社
櫻井 美里
博報堂
ビジネスデザイン局
2020年入社

馬券を買ってほしい、
だけじゃなくて、
競馬の感動を知ってほしい

JRAチームは約15人で構成されている。彼らはビジネスプロデュース職(以下、BP職)として、佐々木はCMを中心としたマス制作、田井はデジタルを起点とした戦略からメディア・各種制作、櫻井は競馬場イベントやWEBコンテンツ制作など、それぞれ多岐にわたる業務を担当している。

佐々木「このチームに来て10年目。ほぼずっとマス広告、特にCMの制作周りを担当しています。多い年は年間で15本程度のCMを制作することもあり、企画の提案、制作、撮影という仕事に日々重点を置いています」

田井「僕はデジタルを中心に担当しています。オウンドサイト・SNS運用と多様なコンテンツ開発・制作をメインにやりつつ、他の領域のデジタルパートをお手伝いすることも。オウンドサイトの中にいろいろなコンテンツを格納して、それを生活者の方に体験してもらって競馬を好きになってもらうプラットフォーム運用や、WEBCM、レースごとの大規模プロモーションなど、デジタルの多種多様な案件をWEBチームでやっています」

櫻井「私は佐々木チームの下ではあるんですけど、田井さんの下でもお仕事をしています。先輩方それぞれの素敵な部分をたくさん学べるように、部長がこのポジションに置いてくれたと思っています。具体的には、未経験&初心者層に競馬の楽しさを伝えるため、WEB上で競馬を疑似体験できる『推し馬グランプリ』というプラットフォームを担当しました」

佐々木「以前は『楽しいから競馬場に来てね』という方向でずっとやってきたんですけど、コロナ禍で『さてどうしよう』となって。そこでスタッフと開発したのが『推し馬グランプリ』で、櫻井が積極的に取り組んでくれました」

櫻井「私自身が競馬場に行ったことがなく、コロナ禍入社でもあったので、『どうしたら行ったことない人が楽しそうって思うんだろう』と、当事者目線で考えました。配属当初『その初心者の視点はずっと大切にしてほしい』とJRAさんに言っていただいたことをいまでも覚えています」

田井「競馬の未経験や初心者の方のエントリーの難しさは、JRAさんが一番理解されていますからね」

櫻井「確かに、私も競馬は未経験でしたけど、JRAさんの担当になったときは周りからは相当なリアクションがありました。『櫻井がギャンブル担当で大丈夫なの?』みたいな……」

田井「競馬には競走馬やジョッキーはもちろん、生産者や調教師をはじめ、本当にたくさんの人が関わって成立している事業なので、実はすごくドラマチックなんです。そのドラマを伝えられたらきっと好きになってもらえると思っています」

佐々木「僕自身も初めて競馬場に行ったときに、リアルな馬を間近で見て格好良いなと思いましたし、いままで味わったことの無い感動があったんです。その感動を伝えたいという思いで常に仕事をしています」

櫻井「私も初めての競馬場は感動しました!」

田井「コミュニケーションの最終的なゴールは、馬券を買ってもらうことだけではなくて好きになってもらうことだと思っていて、スポーツマーケティングにも近いところがあると思うんです。というか、そもそもスポーツですので。JRAさんと話しながら既存のマーケティングをたくさん勉強して……スタッフの力を借りつつ競馬独自のマーケティングを推進できるようチャレンジしています」

競馬場でのコミュニケーションが
チームワークを醸成

JRAは全ての案件で必ず「入札」があるのが大きな特徴。中には、年間のプロモーションに関する入札もあり、この入札にかける意気込みとプレッシャーは計り知れない。

佐々木「BP職1人で担当する入札もありますが、大きな入札は、営業や社内スタッフ、外部スタッフも巻き込んだチーム一丸でやらないと絶対に勝てないんです」

田井「本当に大きな入札のときは、数カ月をかけて死ぬ気でプレゼンに挑みます。落としたらチーム解散、なんてことにもなりかねないので……」

佐々木「誰か1人でも欠けていたら勝てないし、チームだから勝てているというのは、毎年身にしみて実感しますね」

櫻井「プレゼンを終えて数日後、結果を伝えられたときはみんなで喜んで。気づいたら先輩同士抱き合っているし、私も二回り上の先輩とハイタッチで喜んでいました(笑)。局長からは『みんなで1つのことを頑張って、こんなにも喜べるチームはうちの会社でもひと握り。それを初配属で経験できたのは広告マンとして恵まれているよ』と言われたんです。本当に貴重な経験だったと思います。チーム一丸となって頑張るのってすごくいいなと思った瞬間でしたし、今後のモチベーションにもなります」

佐々木「JRAチームの特徴といえば、イベントや撮影の仕事で全国の競馬場に行くことがとても多いので、そこで別件で来ているチームのメンバーや、それこそ田井や櫻井にたまたま会うこともありますね。待機時間や帰りにさまざまな会話をして、そこで情報を共有することもあって」

田井「確かに、競馬場でものすごく喋りますね。時間があれば、せっかくなんでと一緒にご飯を食べますし」

櫻井「佐々木さんと地方の競馬場でご一緒するときは、普段会社にいる時よりもたくさんお話ができているかもしれないですね。丸一日行動を共にしているわけなので」

佐々木「中央競馬の開催は土日なので、出張の場合は土曜日に入って一泊して、日曜日の夜に東京に戻ることが多い。だから、あえて東京でっていうのは本当に少ないかも。うちのチームのコミュニケーション方法が他と一番違うのは、そこかもしれません」

真の魅力を伝えるために、
チャレンジは続く

ポストコロナのフェーズに入り、新たな施策や挑戦が必要とされてくる。競馬の魅力を伝えるために何ができるのか、3人は未来を見据えている。

田井「博報堂の一番面白いところって、仕事を自分の意志でアレンジしていけるところだと思うんです。言い換えると、良い意味で手段をえらばない立場にもいられるということ。こんなにたくさんの企業と、一人の社員やチームが横断的につながり、拡散&収束してアウトプットし、その答えが万華鏡みたく変わっていく。こんな仕事、他にあります?(笑)誰が旗振るかによって、『答え』なんていくらでも変わっていいし、変わるべき。まさにそれこそが“別解”だと思います。クライアントや世の中、生活者にとってより良いことであれば、なんだってやればいいじゃんっていう私たちの文化もそういうところからきているのかなと。とにかく考え抜いて、動いたもん勝ち。どんな仕事でも意志を持って面白がれる人はとても向いているんじゃないかなと思います。この会社は手を上げてやりたいことを周りに言うと叶う節がありますし」

佐々木「僕もずっと競馬が好きで、『JRAチームに行きたい』と言い続けて、叶ったからね。待っているだけじゃなくて、アピールもして(笑)結果的に自分の好きな分野のクライアントを担当することができたので、諦めなくてよかった」

櫻井「このチームは、というか博報堂の仕事自体、1人でやる仕事がほぼなくて、たとえBP職が1人の場合でも、傍らにはJRAさんやスタッフの先輩方がいてくださいます。その方たちといかに楽しく良い仕事をするにはどうしたらいいんだろうと、人間基点で考える癖を付けています」

佐々木「JRAさんとの日々のコミュニケーションは本当に大事だよね」

田井「仕事において対面での会話量はものすごく多いですよね。会話し続けることで、相手をより知ったり、仕事のヒントを得たり、時には失敗から学んだり……」

佐々木「競馬や仕事に対して真摯な方々だからこそ、こちらから問いかければ問いかけるほどフィードバックをくださる。そういう意味で、櫻井のスタンスは大事だよね」

田井「JRAさん自体が“競馬”というコンテンツホルダーなので、多様なステークホルダーと協業することで、従前のトレーディングという事業形態の広告“代理店”の仕事を超えた、新しい広告の仕事の形を生み出せると思っています。それが“広告会社”としても面白い領域だと思いますね。結果その新しさが、“競馬”というものをより魅力的に生活者に届けてくれると思っています」

佐々木「僕は自分が競馬好きなので、やっぱり競馬ファンを増やしたい。ギャンブルの側面だけではなくて、スポーツを楽しむように、多くの人と馬が織り成すドラマや感動が伝わるといいなと思いながらやっています。競馬場に行くということが、土日の当たり前の選択肢のひとつとして必ずあがるようにしたいですね」

櫻井「競馬場は食べ物もおいしいし、子ども用の遊具や広大な自然もあって、誰でも楽しめる場所ですよね。私は元々リアルなイベントを担当してみたくてこの部に配属されているので、いつかはコロナ禍前のように、たくさんの方々に気軽に競馬場に来ていただきたいなと思いますし、イベントを通してそのお手伝いをしていきたいです」

※出演者の所属、職種、その他の全ての情報は本記事掲載開始日時点のものであり、現在の情報とは異なる場合がございます。

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