20年目の同期対談

<写真左から順に>

杉野 明香

ビジネスプロデューサー

2006年入社(21年目)

# 文系# 子育て# 職種転換# 管理職(社長/局長/部長)# 新卒入社# 17年目以上

瀬尾 瑛峻

チーフビジネスプラニングディレクター

2006年入社(21年目)

# 文系# 職種転換# 管理職(社長/局長/部長)# 新卒入社# 17年目以上

※社員の所属、職種、その他の全ての情報は本記事掲載開始日時点のものであり、現在の情報とは異なる場合がございます。
※25年3月の取材時点に20年目の節目の年だった二名に取材しています。

20年間の経験は、すべて今につながっている

Interview1

20年間の経験は、
すべて今につながっている

──おふたりのお仕事内容や、そのやりがいについて教えてください。

瀬尾

瀬尾

僕はストラテジックプラニング職(以下、STP職)で、ひと言でいうと戦略をつくる仕事です。その中でも僕が携わっているのはブランド戦略で、企業や都市のブランディングを担当しています。例えば、企業のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の設計からそれを体現するロゴデザインや新規サービスを開発したり、新しく生まれ変わる都市や街の人格や文化・価値観や形がどうあるべきかを考えたり、ブランドの設計とそれを具現化するためブランディングの方法を考えていく仕事をしています。
杉野

杉野

私の仕事はビジネスディベロップメント職(以下、BD職)で、クライアントのパートナーとして一緒に戦略を考えながら、世の中に届ける段階まで並走するプロデューサー的な役割です。また、クライアントが伝えたい情報を世の中に魅力的に伝えるため、マーケティングやクリエイティブ、ビジネス視点から「シンプルに言い換えると、こういうことですよね」と翻訳する“通訳者”でもあります。今、担当している仕事内容は幅広くて、博報堂の次世代を担う新規事業の創発プログラムや、出資をともなう社内外のスタートアップ支援の事業創造にもかかわっています。
瀬尾

瀬尾

仕事のやりがいはいろいろありますが、今やっていることはここ20年の総決算的な内容ですね。これまで培ってきた経験が全部今につながっていて、僕が入社当時にぼんやりとこの会社でやってみたいと思っていた仕事が実現できていますから、いろいろやってきてよかったと思います。
杉野

杉野

新しい仕組みや運営設計をしていくためのプログラムや投資のスキームをつくることは、これまで博報堂になかった取り組みなので、そこに挑戦することは大変ですがやりがいがあります。それができているのは、瀬尾ちゃんと同じだと思います。20年間蓄積してきた実績や社内外の関係が今ここで交わって、かけ算された結果ですね。普段から、瀬尾ちゃんと呼んでいるので、そのまま呼びます。(笑)

──これまでどんなキャリアを歩んできましたか?

瀬尾

瀬尾

僕は最初、ビジネスプロデュース職(以下、BP職)に配属となり、メディア領域の営業を担当として、テレビや新聞の広告枠を売っていました。それから自動車会社を担当するチームに移って、CMやグラフィックを制作する仕事に5年間携わりました。その後、ほかのクライアントでメディアや制作の上段の戦略構想を担当したいと異動希望を出したところ、大手飲料メーカーのクライアントに出向することになりました。そこで2年間、商品のブランディングや新商品開発を担当し、博報堂に戻って今のSTP職に職種を変えました。現在の博報堂コンサルティングでの仕事に至っています。
杉野

杉野

入社後は、BP職に配属となり、メディア領域の営業を担当。 その後、国内大手生命保険など、ナショナルクライアントを中心に担当。その後、「もっとビジネスの川上の仕事がわかる人間になれたら、もっと仕事はオモシロくなるし、世の中に貢献できる」と思うようになり、入社以来はじめて異動希望を出しました。それからはQUANTUMに出向し、コンサル領域やプロダクト開発などを経験し、再び博報堂に戻ってきました。

同期とだったら「悩み」ごとを「笑い」ごとにできる

Interview2

同期とだったら「悩み」ごとを「笑い」ごとにできる

──お互いの第一印象は?

瀬尾

瀬尾

杉野の第一印象は「スケールがでかい」!(笑)はじめて会った入社前研修のときからいまも全然変わらないんです。壁がなくて、初対面なのに昔から知っている人みたいな感じで話ができて。そういう懐の深さというか、「こいつは将来なんかやりそうだな」みたいな感じが第一印象でしたね。
杉野

杉野

私も、「この人、話しかけやすいな」と思ってた。当時の新入社員って、「オレがやってやるぜ!」みたいに尖っている人が多かったけど、その中で瀬尾ちゃんは今と変わらずフラットな雰囲気というか、ものごとを冷静に見ている感じでしたね。

──「同期のよさ」についてお聞かせください。

瀬尾

瀬尾

誰よりも親身になって相談にのってくれて、喜んで手を貸してくれる。ただ、家族みたいに常に一緒という感じではなく、原点は「個」であって、相手を尊重しながら助け合えるのが同期のよさなんじゃないかと思います。
杉野

杉野

私たちの仕事は常に世の中になかったものに挑戦していかなきゃいけないなかで、そのためにまだ固まっていない、ブラッシュアップ前のアイデアを相談できるのは同期だけかもしれません。つらいときとか悩み相談もするんですが、それを笑いごととして共有できるのは同期ならではです。
瀬尾

瀬尾

相談の仕方もビジネスライクじゃなくて、ちょっと週末の旅行先について相談するぐらいの気軽さです。「こんなことあって、困っててさー」「そうなの? じゃあ、誰か紹介しよっか?」みたいな感じです。

社員の思いを大切にしてくれるのが博報堂

Interview3

社員の思いを大切にしてくれるのが博報堂

──なぜ、博報堂に入社しようと思ったのですか?

杉野

杉野

私は大学時代、弁護士になりたくて司法試験に挑戦していましたがなかなか受からず、一度社会に出てみようと思って周囲に相談したところ、博報堂で働いている人を紹介されました。就活生として他業界や広告会社の人にも会いましたが、そのとき印象的だったのは、博報堂の人は主語が全部「私」だったこと。他の会社の人は社名で仕事を語りがちなのに、博報堂の人は「私がやっている仕事は」みたいに話してくれて。自分もそんなふうに仕事を語れたら幸せだと思ったし、そういう人たちと一緒に仕事をしたいと思いました。
瀬尾

瀬尾

いま初めて知ってびっくり!僕も大学時代に司法試験の勉強をしていました。ただ、その勉強が楽しくなくてあきらめかけていたとき、すでに就活生だったアルバイト先の先輩の家で博報堂のパンフレットを見つけました。その中に書かれていた仕事内容が非常に多岐にわたっていて、どれもめちゃくちゃおもしろそうで、こんな会社があるんだと思ったのが第一印象です。以来、「あんな会社で働けたら幸せだろうな」と思いつつも進路に悩み、様々な業界を見たり、検討してい​たりもしたんですが、思い切って博報堂の入社試験を受けてみて本当によかったです。

──入社以来、どんなキャリアの転換期がありましたか?

杉野

杉野

若手社員の頃、仕事におけるクライアントとの関係性について悩んだことがありました。そうしたら上司に「まず休もう。南だな。南の方へ行ってボーっとしておいで。」といわれて休暇を取得しました。休暇後には、別の部署で働ける体制まで整えていてくれていて、こんなに人を大事にしてくれる会社なんだと改めて気づきました。そのとき私は「まだ同じ部署で頑張りたいです」とふんばったのですが、それ以来、今までとは違うクライアントとの関係性を考えるようになりましたね。両者が同じ舟に乗って仕事をし、もっと明るい未来を一緒に歩んでいこうと模索する、今の仕事につながっています。そう思えるのも、あの時支えてくれた先輩、同期、後輩がいてくれたからですね。
瀬尾

瀬尾

僕の転換期は、出向から博報堂に戻ってきた途端に、その出向先だった企業がクライアントという立場に変わったときですね。立場の転換についていけず悔しさを感じ、もっと自分ができることを拡張しなければと思いました。そのタイミングで、博報堂の中でもブランディングや事業開発がやりたいと異動希望を出していたんです。すると、僕の悩んでいることの真意を理解してくれた上の人たちから博報堂内のブランドとイノベーションの専門組織に異動しないかと声をかけられ、STP職に職種を変えて今があります。当時は本当に悩みましたが、いろいろな立場で仕事をするたびに、自分の持っていた思い込みがほどけていくことを経験できて、人に対してよりフラットに向き合えるようになりましたね。悩んだときいつも相談に乗ってくれた博報堂の上司や同期、後輩に感謝です。

──20年前、新人だった自分に、今、声をかけるとしたら?

杉野

杉野

「外の世界を見ろ!」ですね。20代の頃にもっと外を見て、いろいろな人とつながっていたら、もっと速く成長できたと思う。そして、会社と重なり過ぎないこと。100%博報堂の人間になっちゃうと視野が限られてしまうし、博報堂にとってもつまらない人間になると思う。
瀬尾

瀬尾

「どんどん手と体を動かそう!」といいたい。例えば、僕は新人のときはBP職でしたが、別に自分で広告のコピーまで書いてクリエイティブディレクターやクライアントに提案しても良かったんですよ。ちょっとでも興味があるなら思い切って体を動かし、手を動かし、誰かに会いに行ったりした方がいい

汗かいて、心を動かしたい君へ

Interview4

汗かいて、
心を動かしたい君へ

杉野

杉野

AIが当たり前の時代において、戦略を考えるだけでなく、汗をかきながら人と人をつなげてプロジェクトを推し進め、世の中に届けていく力は代えがたい価値になると思います。私自身、汗をかかなかった仕事はあまり覚えていませんが、みんなで汗をかきながらなんとかカタチにして、クライアントにも喜んでいただけた仕事はすべて覚えています。人の心を動かすことは人にしかできません。CMであれ、事業やプロダクト開発であれ、私たちが携わっていく仕事に「汗かいて、心を動かす」ことは欠かせません。そうしたことに興味がある方にとって、博報堂はきっと魅力的な会社になるはずです。
瀬尾

瀬尾

「汗かいて、心を動かす」ことは、人間誰しも気持ちいいことであるはずです。だから人は運動をしたり、映画を観たりする。タイパであるとか、何でも効率的に済ますことが正しい風潮もありますが、例えばキャンプに行ったり、サウナに入ったり、非効率を楽しむ時間の大切さにも、みなさん気づいていると思います。仕事だって同じ文脈でもっと楽しんでいい。もちろん、ゴールは大切です。未来のために蓄えることも大切です。ただ、プロセス自体や今この瞬間を楽しむことも、それと同じくらい大切だと僕は思います。博報堂が大事にしてきたそうした文化を、みなさんにも感じてもらえたらうれしいです。

ビジネスプロデュース職

人や会社を繋ぎプロジェクトをデザインする、チームのリーダー。
社内外の最前線に立ち、クライアントの課題や社会課題を発見し、チームのリーダーとして、プロジェクトを推進・デザインする。クライアントの真の課題をパートナーとして共に見つけ出し、社内外のスペシャリストを編成したチームを作り、課題解決をリードする。仕事全体の設計やプロセス、収益管理など全てをデザインして、仕事が生まれるところから、仕事が世の中に出ていくところまで、一気通貫で推進していく。

ストラテジックプラニング職

調査や分析からマーケティング企画立案を担う戦略家。
市場調査や生活者の調査・分析を通じてクライアントのマーケティング課題を解決するための戦略を導き出すチームの頭脳。社内では「ストプラ」ないし「マーケ」とも呼ばれている。生活者の視点に立って、外側からクライアントや市場を分析することで世の中に響くコミュニケーション戦略を発見する。

クリエイティブ職

コミュニケーション領域の構想・発想・実装を担う。
クライアントの課題解決のために、生活者との様々な接点において、想いをカタチにして生活者の心を動かすアウトプットを設計する役割。クリエイティブ職の中にも、コピーライター、CMプラナー、デザイナー、アクティベーションプラナーなど領域ごとにさまざまなプロフェッショナルがいる。

PR職

社会の流れを読み、火種を作る仕掛け人。
パブリックリレーションズの観点から課題解決を行う専門職であり、情報戦略やコミュニケーション企画を設計し、実装までを担う。いつ、どんなメディアで、どんな取り上げられ方を狙うのか、世の中の反響から逆算して、情報編集をする火種作りを行う。社会のトレンドや潮流を洞察し、社会が受け取りやすい情報に変換して広げていく職種。

メディアプロデュース職

クライアントとメディアを繋ぎ、
メディア価値の最大化を狙う
プロデューサー。
広告メディア価値を高めるために媒体枠の仕入れや、媒体社との企画開発、クライアントへの営業活動支援を行う役割。メディア各社、クライアント、その他協力会社など、社内外の様々な人を巻き込み、「伝える」ためのプラットフォームであるメディア枠の仕入れを中心に、新たなメディア開発や、メディアを組み合わせる企画開発などを行う。

メディアプラニング職

調査や分析からメディア効果をデザインする
戦略家。
メディア市場の動向や、広告効果のデータなどを駆使して調査・分析を行い、広告目標やスケジュール、予算といった、様々な条件がある中で、最高効率を目指し、適切なメディアの使い方を提案する役割。また、広告メディアビジネスの次世代型モデル「AaaS(Advertising as a Service)」を駆使することで、広告効果を具体的に可視化して検証する。

コンテンツプロデュース職

コンテンツに関する企画開発・実装まで担うプロデューサー。
主にスポーツやエンターテインメントといった分野のコンテンツにおいて、企画開発からプロモート、実装に至るまでに投資計画など収益管理まで総合的にプロデュースする役割。スポーツイベントの企画・実施や、キャラクター商品の開発、映画製作などを通じて誰もが日常で触れているコンテンツを縁の下で支えている。

ビジネスディベロップメント職

クライアントを問わずビジネス機会を創出するスペシャリスト。
専門性を武器に、特定のクライアント業務ではなく、様々なクライアントに効率的かつ効果的なビジネスのプロデュースを行う職種。博報堂の新たなビジネス機会や市場を発見することで会社の新たなソリューションとなる武器や商品開発を行い、クライアントへ貢献する。

研究開発職

各領域の戦略遂行に役立つ武器を開発するイノベーター。
数ある職種の中で唯一、「研究者」の肩書を持つ職種。世の中の真実を洞察するレポートや、マーケティングをサポートする分析ツールなど、「研究者」たちが発明した武器が博報堂をリードしていく。

マネジメントプロデュース職

全社における経営戦略のプラニングと実装を行うスペシャリスト。
人事や経理財務、法務、経営企画など特定領域の専門性を駆使して博報堂の経営戦略や経営資源、業務に関する、プラニングやプロデュースを行う役割。会社全体の大きな方針を決め、その方針を実装していけるように組織を作り上げる。ちなみに、新卒採用チームもマネジメントプロデュース職です。