interview 1
仕事の多様性と、社員の人柄に惹かれた
なぜ広告会社に入社しようと思ったのですか?
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山田
OB訪問で、広告業務は「スポットライトの当て方で印象が大きく変わって、埋もれている魅力あるものを世に出していける」と聞いたときに、自分の好きなことに通じる部分があると思ったんです。私はメイクが好きで、顔は同じでもメイクの表現次第で印象が大きく変わるところが好きなんですが、まさに「広告ってメイクだ!」と(笑)。自分の好きに通じるなら、やりがいを持ってできると思ったんです。 -
本多
マーケターになりたかったからです。理系の院卒で、半導体の研究をしていたのですが、すごいものを開発したとしても、そのすごさを広める力がないと世の中に影響を与えられないことを痛感しました。あと、友達が起業した会社を手伝っていたんです。頑張れば頑張るほど名が知れて、大学公認の企業に成長していきました。その経験から広めたり、大きくしたりする仕事が楽しいと思って広告会社のマーケターになることを決めました。 -
大塩
私は美大の出身で専攻がプロダクトだったので、元々は、メーカーのインハウスデザイナーを目指してました。大学でIoTプロダクトをつくる授業があって、「Pechat(ペチャット)※現在はPechatの販売は終了しています」っていう、ぬいぐるみに付けるボタン型のスピーカーと出会って、どこの商品か調べたら博報堂で。「広告会社がプロダクトをつくってる!」と興味を持ったのがきっかけです。
それと私、すごい飽き性なんで(笑)。広告会社ならいろんな仕事を同時並行でやれるので、本当にやりたいのはこっちだと思いました。
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大山
僕はテレビが好きだったので、メディアをつくる仕事がしたいと思っていて。業界を調べていくなかで、結構早いうちから広告会社で働きたいと思ってました。大学の部活で、僕がつくったSNSの勧誘動画を見て入部して来た子がいたんです。自分がつくったものが人の選択に影響を与えるのって面白いなと思ったのがきっかけです。
博報堂/博報堂DYメディアパートナーズに絞った「決め手」は何だったのですか?
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大山
OB訪問をして、父親世代の人と話すことがあったんですが、他社だとまんま「お父さん」って感じで、僕は完全に教えてもらう立ち位置。博報堂/博報堂DYメディアパートナーズの人は「お兄ちゃん」っぽくて(笑)、僕の話も聞いてくれたんですよ。50代でもそういうスタンスで話してくれる人が多かったのと、あとはみんな口を揃えて「うちはいい会社だよ」と言っていたのも印象的で。そういうところに惹かれて入社しました。 -
大塩
私は博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ1本に絞ってました。いい意味で自信がありすぎない人が多いという印象でしたね。仕事紹介も「俺がやりました」じゃなくて、「チームみんなでやりました」という感じ。「自分の力だけじゃないけど、いい仕事しました」って、きらきらした顔で話しているのを見て、すごくいい人たちだなと。みんな仲間が好きで、仕事も好きだと伝わってきたので、最終的には人の良さで決めました。 -
山田
私は最初業界を絞っておらず、コンサルなどの似た業界も見ていたんですけど、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズの最後まで親身になって相手に寄り添っていくところや、規模が大きいとか成果だけでなく過程の部分も大切にし、地道にクライアントと向き合うスタイルがいいなって。もう1つは根性勝負に寄り過ぎず、真摯にデータと向き合う方が多いというバランスの良さ。この2点で決めました。 -
本多
正直、最後までコンサルと悩んでいました。ただ、雰囲気のフィット感と将来のなりたい像を考えたときに、夏に参加したインターンでの居心地の良さや尊敬できる登壇社員の方々を思い出して、「ここだ!」と踏み切ったかたちです。あと、コンサルの場合は経営層とのコミュニケーションが主ですが、マーケターはもうちょっと生活者寄り。一般の人に寄り添えるポジションが手触り感があって魅力的に感じたっていうのもあります。
interview 2
配属直後から、それぞれの分野で業務にコミット
いま担当している仕事について教えてください。
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山田
私はビジネスプロデュース職で、住宅メーカーと化粧品メーカーを担当するチームに所属しています。担当の1つ目が制作で、配属されてすぐCM制作に入って撮影と、いきなり制作業務にがっつりコミットしました。2つ目はメディアで、先輩と一緒にどんなプランを組むのかを考えています。そして3つ目に、クライアントの中期経営計画をどういう方針でつくっていくか。毎週ストラテジックプラニング職(以下、STP職)のメンバーと相談しながら計画を立てるという、コンサル業務にも携わっています。 -
本多
データドリブンプラニング局の所属で、STP職です。担当クライントは金融、飲料メーカー、製薬会社等で、1年目の僕がメインで携わっているのは調査周りが多いです。描いた戦略を実装していくなかで、実際に期待する効果が表れているのか検証しています。 -
大塩
私はデザイナー職採用で入ったので、最初からデザイナーというのは決まっていました。クライアントは、主に家電メーカーと車のディーラー。トレーナーであるアートディレクターに付いて、動画CMとか、電車内広告や駅広告のグラフィックを担当しています。いまレシピ本の駅広告と、飲料メーカーの新商品企画プロダクトのアイデア出しとビジュアル化をやっているのですが、これは私1人でやらせてもらっています。 -
大山
僕はメディアプロデュース職です。デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)に出向しています。主な仕事はデジタル広告の業務推進で、 案件全体のうちデジタルに関わること全ての戦略のディレクションをしていく仕事です。
interview 3
1年目でも、なんでもできて、意外と任される
入社してみて、ギャップはありましたか?
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大塩
配属されてすぐ、3Dの画像制作を任されたんです。プロダクト出身なので、私は当たり前に3Dを使えるんですが、ここでは特殊技能なので、トレーナーに「え、できんの? すごいじゃん」とほめてもらったのが印象に残ってます。
あと、「1年目のデザイナーは、CMのカンプ制作で終わるよ」と聞いてたんですが、全然そんなことなくて。直近でも、子ども食堂のイベントを手がけて、アートディレクションを全部やらせてもらったし、1年目からの裁量は大きくて、私自身ものびのび、楽しく仕事をしています。
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本多
伝恵と少しかぶっちゃうんですけど、1年目って、とりあえず末端で業務を処理する感じの仕事をイメージしてたんですけど、データドリブンプラニング局自体が若い組織というのもあって、思ったよりも裁量多く仕事を任されています。とはいえマーケティングでデータを活用するのは結構知識が必要なので、まるっと全部とまではいかないですが……。ただ、自分ができる仕事の領域を徐々に広げているという実感はあります。 -
大山
大学ではアメフト部で選手のサポートをする「ストレングスコーチ」をやったんですが、仕事に活きるスキルじゃないし、配属の瞬間は何も武器がなくて「自分は何ができるのか」と考えていました。でも入社してから、「性格が前向き、切り替えが早い、責任感がある」とほめられることが多くて(笑)。自分が根本的に持ってるものが武器として活きてくることを再認識しました。これがギャップと言えるかもしれませんね。 -
山田
私はインターンに行っていなかったので、理解が浅かったと思うんですけど、広告会社って何でもやってると言いつつ、CM制作がメインだと思ってました。でも、本当に一人ひとり全然違う仕事をしていて。チーム内でも、それぞれ違うことをやっています。「仕事の幅が広い」とは、聞いてはいたけど想像以上で、ギャップがありました。
interview 4
成長の手応えを感じながらも、まだ模索していく
社会人になってから変化や成長したことはありますか?
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本多
学生時代は自由に使える時間が多いので、好奇心の赴くまま、勉強も運動も趣味もいろいろやってきました。社会人になると働いてる時間がほとんどになるので、自分の「やってみたい気持ち」を仕事で解消しています。
だから「これ、やってみたいです!」とずっと先輩に言ってきたので、挑戦し続けられる人になってるかなと思います。知らないこと、やったことないことを減らしたいんですよね。いまは一つのことを追求していくより、幅広くいろいろなことを吸収したい。それが仕事で果たせつつあるので、いい環境だと思ってます。
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山田
私はイベントの運営をはじめ前に立つ経験が多かった一方で、高校時代は舞台照明をやっていたので裏方も経験しました。表に立つか裏に回るのか、どちらに向いているのかわからなくて、この会社に入ったというのもあります。幅広い仕事に取り組みながら自分を知れたらと思っていて、まだ模索中です。 -
大山
僕は結構変わったと思います。大学では体育会にいたのでの、根性論での行動も多く、データで物事を語ったりはなかったので(笑)。いまの仕事はデジタル領域なので、めちゃくちゃ精緻な数字をさわるんです。ちょっとした違和感にも気づけないといけないので、そういう意味でホスピタリティの必要性を感じています。入社前と比べると、人の気持ちを考えられる人間になれていると思っています。 -
大塩
学生の時は、社会全体で何が問題で、どこにニーズあるのかを自分で探していて。プロダクトを通して、自己表現にプラス社会問題を提起してきました。入社すると、対象が実在するクライアントになって、実際に社会が変わっていくというのを実感しています。
それと、子ども食堂のイベントの時、実際に子どもたちが私のデザインを楽しんでくれて、人に喜んでもらうことも体験しました。学生時代は負の感情から作品をつくることも多かったですが、仕事では「このクライアントのここがいい!」と、ポジティブな部分を見ることが増えて、すごい前向きになって、以前より元気になりました(笑)。
interview 5
何者にでもなれるきみへ
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山田
「就職」というライフステージの変化に身構えることもあるかと思いますが、結局自分は自分のまま。これまで好きだった色々なものも、振り返ってみれば根っこはかなり似ていたりします。だから今のあなたが「なんとなくいいな」と思えるものであれば、数年後の自分も前向きに受け止められるはず。自分の“なんとなく”に徹底的に向き合い、自分が信じられる感性を磨いていってほしいと思います。肩の力を抜いて、あなたらしい選択ができますように! -
本多
良い意味でも悪い意味でも「何者にでもなれる」という状態は、就職した後もずっと変わりません。僕も今の自分は「まだ何者にでもなれる」と思い、悩みながらも毎日模索して生きています。大事なのは、ひとつでも多くの自分なりの気づきを獲得し、常にあり続ける「将来の自分」の道を決めるための判断材料を増やすことだと思っています。その点、キャリア選択も実験的で良いと僕は思っています。やってみたいことがあるなら、そのまま突き進んでしまえばいい。熱中できる環境ほど、本気で向き合える環境ほど得られる気づきは多いと思います。大事なのは、それを次に活かすことです。活かし続けていれば、過去時点で獲得できていなかったものも気づけば手元に、なんてことがあると、何かに夢中になったことがある人なら知っているはずです。夢中になれると確信できる環境を目指して、みなさん頑張ってください! -
大塩
何者かになろうとすると、漠然とした不安に焦ってしまうと思います。まずは今の自分ができること、頑張りたいことを全力で取り組んでみてほしいです。わたしもまだ、わたしが何者かなんてわかりません。 でも、自分を見つめ続けることをあきらめないでいようと思います。何者かであることより、何者かになろうとし続けることのほうが大事なのかもしれません。そんなふうに楽しく全力で生きていれば、きっとおもしろいことが待っているはずです。みなさんの未来に幸あれ! -
大山
就職活動は「自分は何者なのか」を考えるまたとない機会だと思います。将来やりたいことが明確に見えている人も、今は目の前のことに夢中で将来を考えられない人も、改めて「何故やりたいのか」「何故今夢中なのか」を突き詰めると、自分の素直な気持ちや意外な未来のビジョンが見つかるかもしれません。人生の中で「自分が何者か」に真摯に向き合う時間は少ないと思うので、是非しっかり向き合ってみてください。そして何より「学生」という貴重な時間を人一倍楽しんでください!
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