interview 1
見守り型サポートで、1人でやりきる力を養成
おふたりの仕事について教えてください。
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斉藤
ビジネスプロデュース職(以下、BP職)のビジネスプラナーは、いわゆる営業的な職務になります。クライアントのマーケティングパートナーとして一番の窓口となり、ご要望に対する提案や制作を社内のスタッフと相談しながら段取りを組む仕事です。 -
坂本
BP職と聞いて入社前はあまり想像ができなかったのですが、「ザ・営業」というよりも「ビジネスを設計する」という仕事なのかなと思っています。例えば、クライアントが持つ課題に対し、どうしたらその課題が解決できるか、クライアントにとっていい結果につなげられるかを考えること。そしてクリエイティブスタッフをアサインしたり、メディアプランを組んだりなど、全体の設計をするような仕事です。
互いの印象と、斉藤さんはトレーナーとして意識していたことをお聞かせください。
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斉藤
自分がトレーナーになることは年度初めの4月に話をもらっていたのですが、坂本が配属されるとわかったのは配属当日でした。事前にオリエン資料をつくっていたものの「○○さんようこそ」の部分を、当日の朝に慌てて修正したっていう感じで。新入社員のみんなも誰の下につくか緊張感あったと思うけど、実はこちらもドキドキだった。なんだか子どもが生まれたときみたいに、同じくトレーナーをする社員と話していて「え、男の子?女の子?」「僕は女の子」って(笑)。坂本の第一印象は、すごく素直でいい子が来てくれたなって感じで、安心しました。 -
坂本
うれしいです。何か困ったことが起きて慌ててしまうときも、斉藤さんに連絡すれば適切な助言をいただけるので冷静に動けます。本当に頼れるトレーナーです。 -
斉藤
トレーニーには1人でやりきる力をつけて欲しいという思いが常にあります。とはいえ、孤独にさせることはまた別の話だと思っていて。1人で取り組める環境は作りつつも、いつでも相談できる環境は大切にしたいと思っています。
interview 2
チームワークで磨かれる仕事力
取り組んだ業務の中で、印象的なエピソードがあればお聞かせください。
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坂本
配属直後から着手したプロジェクトで、電車内のデジタルサイネージを担当しました。着任1カ月後くらいにオリエンがあり、そこから数か月で完パケ(最終納品形態)、という感じでした。 -
斉藤
電車内デジタルサイネージはテレビCMと同時に制作がはじまったのですが、ボリューム的にも期間的にも、フロントを任せるのにちょうどいいとチームで判断し、切り離して坂本に任せました。 -
坂本
メインでやらせていただくことはこれが初めてだったので、多くのスタッフが関わるなか、スケジュール感の把握ひとつとっても難しく、誰にどう依頼すればいいかもまったくわからなくて。
でもチームには3人の優しいお兄ちゃんたちがいてくれるので、1から丁寧に、手厚くサポートしていただけて心強かったです。
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斉藤
トレーニーが1人でやりきる力をつけるには、やはり「助け合い」だと思っていて。チームメンバーに、いつでも誰にでも聞けるよう、とにかくコミュニケーションを図っていましたね。
それにしても、長男、次男、三男に一番下の妹で4人きょうだいか……その捉え方はしたことなかった。その設定面白いな。
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坂本
そうですか(笑)。 実は周りからも言われてるんです、「なんかお兄ちゃんいっぱいいるね」って。長男はチームを引っ張り最後にはっきりと決断を出してくれる、まさにリーダー。次男(斉藤さん) は安心・安定のトレーナー。三男は年次的には2つ上ですが、最近1年目を経験したからこそ共感力の高いアドバイスをくれる存在です。 -
斉藤
それ本当に面白いからみんなの前で発表してよ(笑)。その「4きょうだい」、めっちゃおしゃべりだよね、仕事2割・無駄話8割ぐらいかもしれないけど。でも無駄話があるからこそ、「そういえばあれ、どういう状況?」みたいな会話もされていて、いい環境になっているんじゃないかと思います。
ズバリ、お互いの「リスペクトポイント」は?
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斉藤
素直で純粋、まっすぐなところ。ささいな業務でも黙々と進めてくれて、ちょっと難しそうな仕事を任せたときにも「はい、やります!」と臆せず向かう。「え、本当に大丈夫?」って思うときもあるけど、そういうところは本当に素晴らしいと思っています。 -
坂本
でも、「やります!」って言えるのも、お兄ちゃんたちがいてくれるっていう安心感があるからで、突っ走るわけじゃないですよ(笑)。 -
斉藤
あと、坂本のコミュ力はピカイチ。例えば、撮影現場などで僕が慌ただしく動いている間、クライアントと日常会話をして場をつないでくれていたり、社内のクリエイティブのスタッフともいつの間にか仲良くなっていたり。これは自分にはない力なので、本当にリスペクトという言葉がピッタリですよね。 -
坂本
良かったです! 私から見て斉藤さんのリスペクトポイントはたくさんありますが、一番は元ストプラ(ストラテジックプラニング職)だけあってロジック的な考え方ができること、メディアプランが得意、パワポ作成がうまい……自分と真逆なところを尊敬しています。
interview 3
「自分らしさ」をそのまま活かせるのが広告業界
学生時代のエピソードについてお聞かせください。
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坂本
フランス文学科の学生でしたが、そこで学んだことよりも、サークルに入ってたくさんの友達と仲良くなって、旅行や飲みに行ったり……、本当に何者でもない大学生でした。人と話すことはもともと好きだったのですが、大学生になってより磨かれたというか。コミュニケーション能力が身についたことが大学時代の一番の収穫だと思っています。 -
斉藤
コミュ力はそこで養われたんだね。僕は大学院でがんの研究をしていて、とある研究センターで研究員をしていました。大学院ではサークル活動は特にせず、研究ばかりだったけど、なんでも挑戦することが好きだったので大学・大学院の6年間で、10個以上はバイトしました。ふと「風船配り」が気になって着ぐるみに入ってみたり、飲食系は居酒屋からおしゃれなイタリアンまで、あとはコンビニも。一つのことを突き詰めるというよりは、とにかく広くいろんな経験がしたいという感じでした。
なぜ広告会社に入社しようと思ったのですか?
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坂本
自分が好きなことや経験を、そのまま仕事にできるのが広告業界かなと。縮こまって自分の意見が言えないのはもったいないし、自分らしく楽しく働きたいなって思ったんです。あと、1年目から世の中に大きく影響を及ぼすような広告業務に携わることができると聞いて、すごく楽しそうだなと思って広告業界に決めました。
入社して最初は少し遠慮してしまった部分もありましたが、チームで話していたとき、みんなが意見を出し合う前に「坂本はどう思う?」って聞いてくれて。みんなの後だと言えなくなっちゃうだろうから、と配慮してもらったことがすごくうれしかったです。
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斉藤
僕は、さっきのバイトの話もそうだけどいろんなことに興味があったし、自分は研究者になりたいのか銀行マンになりたいのかわからなかったので、なんでもできる業界として広告会社に入り、そこからキャリアを形成するのもいいのでは、みたいな考えでしたね。
そういえば、僕はインターンに参加しなかったけど、坂本もインターンなしだよね。
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坂本
はい、インターンに参加はしませんでしたが、いくつかの広告会社にOB訪問させてもらいました。その中でも、博報堂はみなさん生き生きしてて。入社するかもわからない、まったく知らない学生に対してたくさん時間をつくってくださり、「一緒に頑張ろうね」って向き合ってくれたことが素敵で、自分もこうなりたい、この会社しか入りたくないと思いました。
入社したての年は、生活の変化に緊張や不安も重なって、帰ったらすぐ寝るという日々でした。でもチームのみなさんにいつもサポートしていただき、おしゃべりもしながら本当に楽しく充実した1年目でした。
interview 4
何者にでもなれるきみへ
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坂本
就職活動は楽しんだもの勝ちだと思っています。たしかに就活中は周りと比べて焦ったり、結果を見て落ち込んだりと、大変なことばかりですよね。でも、楽しもうという気持ちがあれば自分らしい会社に行けると思うんです。それに、たくさんの目上の方と話せる機会も、多くの企業について調べることも就活中以外はそうそうないかと思います。私はわりと早めに、「就活はありがたい、貴重な機会」とマインドチェンジしたので、準備期間も面接もすごく楽しかった。その楽しんだ結果、第一志望の会社に入れたんだと思っています。
博報堂は、どんなに大きな目標や夢を伝えても「一緒にかなえましょう!」と聞いてくれる会社です。野望でも何でも全部ぶつけて、自分らしく、つくろわずに楽しんでほしいです。
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斉藤
僕も、部活とか文化祭と同じ枠組みに入るくらい、就職活動は青春の思い出。毎日がハラハラドキドキで、今日はどんな会社に会えるかな、どんな人が面接をしてくれるんだろう、一緒に受けるのはどんな学生だろう……って楽しみにしながら就活をしていました。博報堂に入社するためにもう一度就職活動をしたいと思えるくらい楽しかったです。
たとえ「軸が定まってなくない?」と周りから言われようが、興味ある業界、興味ある会社は全部受けていいし、むしろそんな人が博報堂に向いていると思います。自分は何者なのかと不安を抱く時期かもしれませんが、むしろ「さーて、何者になってやろうかな!」ぐらいの気持ちで、前向きに悩んでほしい。その着地点が博報堂だったら、これ以上うれしいことはありません。一緒に働けることを楽しみにしています。
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