HAKUHODO RECRUIT

まだ見ぬ生活者の気持ちをとことん想像し、
価値ある発見をつくる

想像者

出雲 大

ストラテジックプラニング職/ストラテジックプラナー/2022年入社/大阪府出身

  • 自己紹介/担当領域

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    みなさん、こんにちは。2022年入社、ストラテジックプラニング職(以下、STP職)の出雲大です。大学時代は数理社会学を専攻、社会調査データをもとに社会構造をモデル化し、あるべき行政サービスへの示唆を得ることにトライしていました。

    研究以外では、主に不登校の子どもたちが通う「フリースクール」と呼ばれる学校の運営に携わっていました。社会的にとても意義のある仕事で、やりがいもあったのですが、なかなか世の中からは知られていない・理解されないもどかしさも感じていました。だからこそ、まだ世の中に届ききっていない企業や人々の声を、たくさんのステークホルダーとともに拡げていける企業を志望するようになりました。

    そんななか、インターンに参加したことをきっかけに、博報堂なら、大学時代のスキルを活かしながら世の中を動かしていく仕事ができると思い、入社を決意しました。

    現在はストラテジックプラナーとして、コミュニケーション戦略立案を中心に、精緻なデータ分析と世の中を動かすためのコンセプト開発を行き来する仕事をしています。

  • 仕事で大事にしていること

    「見知らぬ生活者への想像力」を働かせる

    「見知らぬ生活者への想像力」がSTP職にとって最も大事な力だと思っています。

    企業と生活者をつなぐコミュニケーション戦略・マーケティング戦略をつくるのが私たちSTP職の仕事ですが、どんな時でも出発点は「生活者」です。生活者は普段の暮らしでどんなことを考えているのか? SNSでは何を見ているのか? スーパーでは何を買っているのか? など、どんな仕事であっても、まずは対象となる生活者を自分に憑依させられるくらいに理解することが重要です。生活者への理解なしに、コミュニケーション戦略を考えることはできません。

    ただし、常に「憑依させやすい生活者」ばかりを分析しているわけではありません。例えば、私と同じように東京に暮らす20代男性生活者の気持ちは想像しやすいですが、縁もゆかりもない地域の70代女性の気持ちを想像するのは難しいわけです。

    でも、そこで投げ出さずに、さまざまなリサーチや分析、そして最後は「見知らぬ生活者への想像力」をとことん働かせて、彼・彼女らを解像度高く理解していくこと。これがSTP職のあらゆる仕事の根幹にあると思います。

  • 仕事で苦しかったこと(失敗・挫折談)

    自分に課した期待値に届かずプレッシャーが募る

    入社1年目の冬から2年目春にかけて担当した、コンセプト開発プロジェクトでの経験です。先輩からプロジェクトのリードを任され、全体設計から資料作成、協力会社との連絡まで、可能な限り一人でやり抜くことになりました。

    その一方で、自分のアウトプットに対してクライアントから大きなお金をお支払いいただいているというプレッシャーを強く感じていました。プロジェクトを通じて、何度もクライアントとミーティングやワークショップを繰り返すのですが、自分自身に課した期待値に届かないこともしばしば。協力会社ともうまく連携できず、途方にくれたこともありました。

    しかし、STP職の先輩方だけでなく、ビジネスプロデュース職・クリエイティブ職の先輩方からもたくさんアドバイスとご助力を受けることで、なんとか最後まで走り切ることができました。結果、クライアントとも、社内チームとも相互理解を深めることができ、よりスムーズに・効果的に仕事を進めていくことができるようになったきっかけとなりました。

  • やりがいを感じる瞬間

    試行錯誤を重ね「発見」を創造した瞬間

    自分のアウトプットによって、社内外問わず「発見」をつくれた瞬間です。単に事実を積み重ねるだけではなく、世の中の風を捉え、人々の心を読むことによって見出される、クライアントにとっての「機会発見」をどれだけつくれるかがSTP職の腕の見せどころであり、やりがいを感じる部分だと思います。

    もちろん、そう簡単に「発見」はつくれないので、データ分析の手法を試行錯誤したり、ニュースをたくさんインプットしたりなど、少しでも「発見」をつくれる確度を上げるための努力をしています。

    「誰もが膝をポンと叩いて納得できる発見」や「この仮説に乗ってみたいと思える発見」をつくれると、社内もクライアントも大きく動き、最終的には生活者を動かすことができる。そこまでの道のりは険しいものだからこそ、たどり着けた瞬間のやりがいはひとしおです。

  • 博報堂での一番の思い出

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    昇進したマネージャーの涙の理由

    入社2年目の終わりに、トレーナー(教育係)が昇進したときに、飲み会で号泣していたことです。普段は全く泣かない人なのですが、その日は号泣。理由を尋ねると「マネージャーとなって、君の人生に責任を持てるか心配」とのことでした。ここまで自分のことを考えてくれているとは思っていなかったので、とても心打たれ、この人とこれからも仕事を頑張りたいと思えた瞬間でした。

  • ハマっていること

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    ダイビング

    入社1年目の夏にスキューバダイビングのライセンスを取得し、いろんな海に潜っています! 最近だと、石垣島の海でウミガメと一緒に泳いだことが印象に残っています。

    将来的には、与那国島近海の海底遺跡探索と、ハンマーヘッドシャークと一緒に泳ぐドリフトダイビングができるようになることを目標に頑張っています!

何者遍歴

小学3年生

東京から大阪へ引っ越し。ガンガン笑いを取ろうとする大阪の小学生たちに圧倒される。無事1年で大阪弁をマスターし、自分もボケるようになる。

高校1年生

進学校に入学したつもりが、待ち受けていたのは超体育会系の部活。何十年も続いていた厳しすぎるルールやトレーニングメニューを何とか耐え忍ぶ。3年生になったタイミングで、時代錯誤なルールを全廃することに成功。

高校1年生

大学2年生

ひょんなきっかけからフリースクールの運営に携わるようになる。生徒たちに対して、一人の人間としてとことん向き合い、日々の学びと楽しみをつくることに尽力。

大学2年生

大学3年生

コロナ禍で時間があったこともあり、教育系NPOにジョイン。意識高く活動する同期に刺激を受けた。

入社1年目

STP職に配属。マーケティングを1から学んだ。 ビールを注ぐのはなかなかうまくならなかった。

現在

ストラテジックプラナーとして、コミュニケーション戦略を設計するだけでなく新しいマーケティング手法の導入に日々チャレンジ中! クラフトビアバーでバイト経験のある後輩が配属され、ビール注ぎ担当はお役御免となった。

何者にでもなれる
きみへ

就活をしていると、どうしてもわかりやすい「○○リーダー」や「○○%UP」というエピソードについ飛びついてしまいがちだと思います。あるいは、そんなエピソードがないことを心配している人も多いと思います。

でも、本当に大事なのは、ハッシュタグのように典型的なエピソードに回収されてしまうものではなく、かけがえのないみなさん自身にしかないエピソードです。一見就活向きではなさそうに見えても、実は自分の魅力を最も表現できる要素はたくさんあるはず。そんな「ハッシュタグ化されない自分」をはっきりさせることができると、きっと本当にマッチする企業にたどり着くことができると思います。

みなさんとご縁あって、一緒に働ける日を楽しみにしています!

想像者 出雲 大

想像者

※社員の所属、職種、その他の全ての情報は本記事掲載開始日時点のものであり、現在の情報とは異なる場合がございます。