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自己紹介/担当領域
みなさん、こんにちは。2024年入社、PR職の入江遥斗です。学生時代は、サステナビリティ・ソーシャルデザイン領域の取り組みに没頭し、一般社団法人の創設・運営や国際会議への登壇を経験しました。SDGsやDE&I、脱炭素や生物多様性などの社会課題にまつわるトピックを、デザインやコミュニケーションのチカラでわかりやすく伝える/アクションを起こすためのきっかけづくりについて、今でもPRプラナーとして考え、取り組みを続けています。
初任配属では、日用品・食品・製薬企業・政府系組織などをクライアントに、情報戦略設計・メディアトレーニング・イベント企画対応・コミュニケーション戦略設計などのPR業務全般を担当しています。
また、PR職とは別に「SXプロフェッショナルズ」という社内横断型の組織に所属しています(※)。環境NPO・政府系組織と協力し、社内外のイベント企画や開発業務など、社会課題解決に資するプロジェクトの開発を行っています。
※生活者価値転換のプロフェッショナルとして、サステナブルな取り組みを、生活者にとって実感できる価値に転換・再設計し、クライアント企業のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)の実現を目指して活動している組織。
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仕事で大事にしていること
世の中の潮流に誰よりも目を向ける
PR、と聞いてもピンとこない人が多いのではないのでしょうか。日本語では「広報」の意で使われることの多いPRですが、博報堂の仕事では「Public relations:社会との合意形成」を行うことを指します。(PRについて詳しく知りたい人は、博報堂PR局の大先輩、嶋さんの書籍をご覧ください!)
PR職は、情報の伝わり方をデザインすることで、社会と企業の結節点(結び目)をつくる職種です。そのために、メディアをはじめとする第三者(クライアントでも、博報堂でもない主体)が取り上げてくれるような情報の編集・設計を考えることがミッションのひとつです。
伝える内容はもちろん、情報の伝え方は様々です。広告はもちろん、ポップアップイベントや、投資家向けの報告書、メディアへの説明会、SNSの「中の人」など…… あの手この手を使い、世の中に情報が拡散・理解されるための施策を企画します。
PRのチカラを上手に活用することで、様々なステークホルダーと合意形成・共創ができ、クライアントの広告効果を超える社会現象や、世の中の新しい「あたりまえ」をつくることができます。 僕が仕事をするうえで大事にしていることは、「世の中の潮流をよく知る」ことです。合意形成をつくるためには、世の中で話題になっている(話題になりそうな)ことに、誰よりも広く早く鋭く目を向ける必要があります。新人PRパーソンとして、共感・合意形成をうむために、日々情報収集や勉強を重ねています。
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仕事で苦しかったこと(失敗・挫折談)
あらゆる条件をクリアしながら企画の糸口を探る
博報堂には、「世の中的にイメージを良くしたい」 「取り組みを、限られた予算の中で多くの人に知ってほしい」など、非常に抽象的な(ふわっとした)お題が届くことがあります。そのような企画を考える際には、正解や手口は無限にあるし、どの案の可能性も捨てきれない…と考えれば考えるほど、予算やスケジュールなど、様々な制約条件に直面してしまうことが多くあります。自分は深く考え込んでしまう癖があるため、時に苦しみながらも業務に邁進しています。
また、世の中の潮流を知っておくために、様々なメディアやSNSに目を配り、日々情報をインプットする時間も欠かせません。複数のプロジェクトが同時に進行しているときや、提案とイベント実施が重なったタイミングなどは、猫の手も借りたいほど忙しくなります! 特に、イベント現場への立ち会いなどでは、クライアントやメディアの方々への気配りはもちろん、緊急時の対応なども想定した緻密な準備が必要となります。それらをテキパキとこなす先輩方を見ると、まだまだ頑張らなくては…!と感じます。
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やりがいを感じる瞬間
あらゆる職位・世代とプロジェクトをともにするとき
博報堂には、様々なやりがいを感じるタイミングがありますが、自分にとって一番やりがいを感じるのは、社内外問わずに、様々な立場・世代の方を巻き込んでプロジェクトを行えることです。普段の業務のなかで自分が大切にしていることとして「身近なところから仲間たちを増やす」というミッションがあります。同期はもちろん、プロジェクトをともにした先輩方、クライアントの担当者さまなどと仲間になっておくことは、今後の業務/プロジェクトの可能性を広げることに直結します。
例えば、2024年11月には、UoC(University of Creativity)で気候変動に関するイベントを開催しました。コンセプトの企画から当日の司会まで、ほぼ全ての業務を1人で行った大変な仕事でしたが、普段の業務では知り合えないような世代・職業の方と志をともにすることができました。
また、世の中の潮流をいち早く読み解くPR職は、情報を知っていること(=物知りであること)が価値になります。媒体問わずあらゆる情報に触れておくことはもちろん、日常生活での経験や雑談を蓄積させることが大切です。入社してから、学生時代よりも様々な経験を積極的にするようになり、楽しい生活を送れている気がします。
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博報堂での一番の思い出
たくさんコンペに出たこと
業務やプライベートでの思い出もいろいろありますが、博報堂らしい思い出といえば「たくさんコンペに出たこと」です。
博報堂にいると、さまざまなコンペ/アワードのお知らせが届きます。お題や形式も多種多様で、誰でも気軽にチャレンジできます。同期とチームを組んでいくつかのコンペに挑戦したのですが、自身の価値観(面白いと思うツボ)や企画の組み立て方、脳の使い方を振り返る良い機会だったと思います。
ちなみに、Young Cannes Competitionでは、フリーバカンス先(以下、フリバカ)のインドからオンラインで二次審査会に出ました。同期のパートナーである髙野くんにはさぞ不安な思いをさせたことだろうと思います。この場を借りて、ごめんなさいを伝えたいです。
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ハマっていること
読書、アウトドア、たまに格安旅
読書は、ライフワークとして大切な習慣にしています。卒論も図書館のことを書きました。自宅には、いろんなジャンルの本が1000冊くらいあります。企画のヒントや社会トレンドも、本が参考になることも。社内の図書館「Hakuhodo Library」もよく利用しています。
アウトドアでは、山にも登り、海にも潜ります。大学時代に、スキューバダイビングのライセンスを取得しました。ひと潜りするのにも結構お金がかかるため頻繁には行けませんが、海の中は別世界! 日常生活から思いっきり距離を置くことで、メリハリをつけるようにしています。
初フリバカはバックパック1つでLCCに乗り、インドに行きました! ガンジス川で泳ぎ、たくさんのインド人に騙され、お腹を壊しながら、インドを全身で満喫してきました。どれだけ安く行けるか、現地の生活に溶け込めるか。毎旅がチャレンジの連続です。
博報堂は、社員全員がキラキラした生活を送っているイメージが強いかもしれません。でも、私生活がどんなに変わっていても、それが強みになるし、みんなが温かく包容してくれる。我ながら素敵な会社だと思います。
何者遍歴

幼少期
自然と読書が大好きで、野山の中でアクティブな幼少期を過ごす。
小中学生
イベントごとを取り仕切るのが好きで、部活や委員会活動に熱中する。高校のイベントといえば文化祭、と思い立ち、「日本一の文化祭」の愛称で知られる高校に進学。
高校2年生
2017年の冬、生物の授業でSDGs(持続可能な開発目標)について学ぶ。
当時はSDGsが浸透しておらず、授業教材などもなかったため、自分でSDGsの教材を制作するなど、文化祭そっちのけで課外活動に熱中。学生団体を立ち上げ、SDGsやソーシャルデザインに関する取り組みを伝える教育コミュニケーション活動を始める。
のちに、SDGsの日本語版が博報堂により開発されたことを知り、コミュニケーションを生業とする企業への興味が湧き始める。
大学時代
高校卒業と同時にコロナ禍に突入。思うようなキャンパスライフが送れない日々が続く。その環境を活用し、高校時代の活動を継続。サステナビリティ領域を主軸に、一般社団法人の創設、国際会議への登壇などを経験する。
入社1年目
博報堂 PR局に配属。基本的なPR業務はもちろん、コーポレートコミュニケーション・サステナビリティ領域の戦略提案など、自身の専門性を高める業務にも尽力中。最近はイベントの司会なども担当。

※社員の所属、職種、その他の全ての情報は本記事掲載開始日時点のものであり、現在の情報とは異なる場合がございます。