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自己紹介/担当領域
みなさん、こんにちは。2009年入社、ビジネスデベロップメント職の関根澄人です。高校生のときにオーストラリアにホームステイをしたことをきっかけに「人生を絶滅動物を救うことにフルベットする」と決め、大学院まで生物の研究をしておりました。ただ、絶滅動物を救うには生物の研究が進むよりも、生活者の意識や行動が変わることの方が重要であることに気づき、博報堂に入社することに。
入社後は約10年間ビジネスプロデュース職(以下、BP職)として、製薬、映画配給、飲料、保険などさまざまな業界のブランディング業務を担当し、2018年には博報堂従業員組合の中央執行委員長として、従業員の代表を務めました。
その後、三井物産さんに2020年から3年間出向し、Earth hacks株式会社という生活者を主役に脱炭素社会を推進する新会社を、三井物産さんと博報堂のジョイントベンチャーとして設立。現在Earth hacks株式会社の代表取締役社長 CEOとして企業経営をしています。
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仕事で大事にしていること
「生活者発想」と「パートナー主義」を常に問う
2023年に三井物産さんと博報堂で共同設立した企業の経営者として、会社の数字管理や営業、人材育成、自社ブランディングなど会社全体の責任者として日々奮闘してます。
毎日たくさんの決断を求められるなかで、博報堂のBP職時代に培った「生活者発想」と「パートナー主義」がすべての判断軸となっており、その仕事は仮に儲かる内容だとしても「生活者にとって価値のあるものであるか?」「クライアントやパートナー企業との信頼に繋がるものであるか?」を常に自分に問いかけるようにしています。
特に脱炭素や環境問題というテーマは、大事なのはわかってはいるけど何をしていいのかよくわからないし、「これ以上何かを我慢するのは嫌だ」というのが生活者の本音だと思います。だからこそ、生活者一人ひとりの今の生活における環境に良くないアクションを抑制し、我慢させるのではなく、今の何気ない日常の中にある、実は環境に良い選択やアクションを発見し称賛することで、無理なく前向きにできる脱炭素アクションを徐々に増やしていき、気がついたら脱炭素社会になっているという状態を目指しています。
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仕事で苦しかったこと(失敗・挫折談)
プロジェクトの事業化に至るまでの暗中模索
私が仕事の中で一番苦しかったのは、約2年前にEarth hacksをプロジェクトから事業化していくうえで、どのように収益化やビジネス成長をつくっていくかという大きな壁にぶつかったときです。さまざまなビジネスモデルを勉強したり、自分で何度も事業計画を書き直したりしてもなかなかうまくいかず、事業化を諦めかけた時期がありました。
そんな自分の限界を感じたときに、何もできない自分を全てさらけ出して、周りの人に全力で頼ることにシフトしたところ、三井物産さん、パートナー企業さん、博報堂の色んな関係者が「関根のためなら」ということでたくさんサポートしてくれるようになり、仲間が1年間で100人以上増えていき、いくつかの実証実験を重ねて、結果的に自分だけでは決して実現できなかった事業会社化までこぎつけることができました。
結局自分の夢を実現するために最も必要だったのは、多くの仲間との「信頼」であり、その上に必ず成功させるという「熱量」があり、最後に「ロジック」が必要であるという、アリストテレスの「エトス⇒パトス⇒ロゴス」の重要性を今も感じております。
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やりがいを感じる瞬間
生活者の笑顔を目にしたとき
仕事の中で一番やりがいを感じるのは、自分が携わった商品やコミュニケーションが世の中に出たときに、それを手に取ったり体感したりしている生活者の笑顔を見た瞬間です。入社してからさまざまな仕事をしてきましたが、毎回変わらずやりがいを感じる瞬間であり、その笑顔を見るとそれまでの大変さや辛さも忘れるくらい嬉しいですね。
あとは、まだ誰もやったことがない新しいアイデアが形になって世の中に出たときに、それが話題になったり世の中から評価されたりすると大きなやりがいになりますし、もっと挑戦してやろう! という気持ちになります。
自分がいなかったら自分以外の誰かがやる仕事ではなく、自分がいなかったら世の中に存在しなかったものを、大小に関わらず人生で少しでも多くつくっていきたいです。
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博報堂での一番の思い出
仕事だけじゃない、社内イベントも「楽しませる」
2019年10月に開催した「3FES」という社内イベント。800人以上の社員が集まって、局対抗で歌やダンス、マジック、チアダンスなど何でもありのFESイベントとして盛り上がりました。
社員の仕事に対するこだわりを自分たちのエンタメにぶつけるとここまで盛り上がるのか! と、改めて「人を楽しませることがトコトン好きな会社」であることを再確認した瞬間でした!
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ハマっていること
ラジオ番組のMC
昔からラジオを聴くのが大好きで、学生時代は芸人やアイドルのラジオ番組にネタを投稿し続ける日々を過ごしていました。いつかは自分も芸能人になって、ラジオ番組を持ちたいなという夢は持っていたのですが、その夢はかなわず、会社員になりました。
ですが、なんと巡り巡って40歳になって「デカボ博士」という立場でJ-WAVEのラジオ番組のMCをやることになりました。毎回ゲストの方とうまく話ができるかドキドキしながら収録に臨んでいます。ぜひ『offの日、どっちっち』聴いてみてください!
何者遍歴

幼稚園
ゲゲゲの鬼太郎に夢中で、下駄とちゃんちゃんこを着て、オカリナを持ちながら家でじっとしている毎日。
小学5年生
ジョジョの奇妙な冒険に夢中で、変な立ち方をして、オラオラ無駄無駄呟きながら家でじっとしている毎日。
中学3年生
タレントやアイドルに夢中で、地元の本屋通いをして、週刊誌と写真集を見ながら家でじっとしている毎日。
高校2年生
オーストラリアに短期留学。田舎町だったこともあり、夜に高校の校庭に行くと野生のカンガルーがたくさんいるような環境で、野生動物との距離感に衝撃を受け、この環境を守り続けるために人生を「野生動物を救うこと」にフルベットしようと決める。

大学
ラジオの魅力にハマり、自分もおしゃべりがうまくなりたいと「お笑い」に夢中になる。M-1に出たりラジオ職人としてネタを投稿したりと面白いアイデアを考えることに貪欲になる。
入社1年目
中部支社配属になり、人生で初めて名古屋に降り立つ。初めは名古屋に行くのが嫌すぎて号泣。ただ、結局ここでの出会いが仕事でもプライベートでも大きな財産となることに。
入社4年目
第二配属で東京に異動。1人で名古屋に行って、3人で東京に帰る。父親としての責任感とともに、東京での新しい仕事に気合入りまくりで、ここからしばらく仕事にのめりこむことに。
入社10年目
博報堂従業員組合の中央執行委員長に。従業員の代表として会社と対峙する立場になることで、今まではクライアントに寄り添って良い提案を出すことが全てだったのが、自分が責任者として決断をしていかねばならないことに。ここでの経験は今の経営業務においても大きな糧となってます。
入社12年目
三井物産さんに出向。3年間商社マンに。博報堂から一度離れたことで自社の良い面や悪い面がよくわかるようになり、結果もっと好きになる。 三井物産さんではシリコンバレーや北欧などの海外における脱炭素事業開発に参加。そこから自分で新事業開発をしたいと思い、博報堂でのマーケティング経験と三井物産さんでの事業開発スキルを掛け合わせた生活者×脱炭素事業として「Earth hacks株式会社」を三井物産さんと博報堂のJVとして設立。
現在
会社設立2年目の社長として、毎日がどうなるかわからない刺激的な日々を楽しく過ごしております!
※社員の所属、職種、その他の全ての情報は本記事掲載開始日時点のものであり、現在の情報とは異なる場合がございます。