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自己紹介/担当領域
みなさん、こんにちは。2021年入社、コピーライターの森川芹です。大学3年留学時に、ボストンキャリアフォーラムを通して博報堂/博報堂DYメディアパートナーズに入社しました。自身の原点は、脚本家・坂元裕二作品で、大好物はとうもろこしです。
コピーライターは、いわゆるキャッチコピーのみならず、CMの企画や商品の名前・コンセプトづくり、会社のビジョン策定など、言葉を軸にあらゆるコミュニケーションを司る仕事です。
私は現在、飲料・食品、エンタメ、化粧品、不動産、通信など幅広い業界を担当しています。また、新規事業の立ち上げや新商品開発、グローバル領域など、伝統的な分野にとどまらないさまざまな仕事に携わっています。
坂元裕二さんのように、顔の見えない世間ではなく、たったひとりの悩みと幸せに真摯に向き合うことで、あらゆる人の共感を引き寄せるような表現を目指しています。
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仕事で大事にしていること
論理で本質を射抜くこと、遊び心で表現を飛ばすこと
広告会社のコピーライターは、言葉でチーム全体の心と意識をひとつにする、求心力としての役割があります。
必ずしも世の中に出るコピーに限らず、ブランドがこの時代に受け入れられる意義や、商品が目指すべき方向など、プロジェクトの支柱となる言葉づくりが求められます。どんなに議論が難航しても、いつでも立ち返ることのできる、みんなの拠り所となるコピー。それこそが、コピーライターの醍醐味だと感じています。
個人的に、コピーを書く際に意識していることが2つあります。
1つ目は、論理で本質を射抜くこと。どんな問題があるか。どんな人が喜ぶか。どんな世界を目指すか。一つひとつ、緻密に深堀ることで、向き合うべき課題が明らかになります。2つ目は、遊び心で表現を飛ばすこと。どんなに目から鱗な洞察があっても、人に伝わらないと意味がない。そこで、時には小学生の気分になって、「本当に分かる?ぶっちゃけつまんない?」と確認しながら、表現の落とし所を探ります。
と、言いつつ。まだまだ一人前にはほど遠く、毎日必死です(笑)。
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やりがいを感じる瞬間
コピーで、「好き」を生み出せたと感じる瞬間
「好きの反対は無関心」という言葉がありますが、どんな広告も、どれだけ人の関心を集め、「好き」と心を惹きつけられるかで明暗が分かれます。ここでいう「好き」は、必ずしもポジティブな感情だけではないと思います。このブランドは、自分の悩みを知っている。自分の怒りを代弁してくれている。そんな、極めてひとりの個人の感情に根ざした広告こそが、強い共感を生み出し、あらゆる人の願いを包み込む広告になると信じています。
ここまで納得のいくコピーをつくるには、相当のスキルと経験がいると実感する日々ですが、自分のコピーで、社内やクライアントの方々の「好き」に出会う瞬間に立ち会えたときは、とてつもないやりがいを感じます。
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大事にしているアイテム
坂元裕二集・ミッフィーのポーチ
脚本家・坂元裕二集とミッフィーのポーチです。大事なプレゼンがある日は、必ずかばんに忍ばせています。ふたつの共通点は、「柔らかさ」と「強さ」。誰しもを包み込むやさしさを持ちつつ、たやすく迎合しない芯の強さを兼ね備えていると思います。
自分という存在も自分が生み出す表現も、そうありたいです。
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休日の過ごし方
趣味をたしなむ
基本、映画・ドラマをじっくり観るか、ご近所の同期とおいしい食べ物を巡る旅をしています。
あとは社会人になってから、茶道をはじめました。血で血を洗う戦国武将たちもお茶の間では、和やかに振る舞っていたことが不思議でならず、茶の世界を覗いてみたくなりました。実際、お茶を点てていると心が落ち着き、あらゆる邪念がさらりと流れ落ちます。
今は器にも興味があり、伊賀焼のアバンギャルドっぷりに夢中です。趣味のせいか、仲良しなビジネスプロデュース職の先輩から、侍と呼ばれています。
何者遍歴
小学6年生
連続ドラマ『Mother』に衝撃を受ける。言葉の重みを知る。
中学2年生
フランスのパリに移住。パンと刺激に満ちた中高時代を送る。
大学3年生
米国に留学。将来の夢は、国家公務員じゃないと気づく。
入社1年目
コピーライター配属。広告表現の奥深さに面食らう。
入社2年目
「この人のために仕事がしたい」という出会いに恵まれる。
入社3年目
ぬか喜びと自己嫌悪を繰り返しながら、少しずつ前進中。
※社員の所属、職種、その他の全ての情報は本記事掲載開始日時点のものであり、現在の情報とは異なる場合がございます。