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Cycle.me

ドットミー

広告会社の枠を超えた
商社との共同事業

博報堂が出資する株式会社ドットミー(.me)の自社ブランド「Cycle.me(サイクルミー)」は、「時間で選ぶ、おいしい栄養」を提案するウェルビーイングブランド。朝、昼、夜、それぞれの時間帯において必要な栄養を、おいしく、食事としてのしあわせをきちんと感じられる形で提供することを目指す食品ブランドだ。

無理や我慢がちょっとでもあるものは続かない。だから、続けることが大事な健康食品こそ、おいしくあるべきだし、使っていて前向きな気分になれるデザインであるべき。そんな“生活者発想”から生まれた。博報堂は、三井物産とともにこのブランドを立ち上げてから今日に至るまで、バリューチェーン全体、事業全体をサポートしてきた。

広告会社の枠を超えた商社との共同事業。三井物産グループの強みと、博報堂DYグループの持つ強み。それらが合わさることにより、従来にない商品が提案できるのではないかという挑戦である。

広告会社の枠を超えた
商社との共同事業

共同事業だから実現できた
自由な発想とスピード感

Cycle.meは、2021年10月にクラウドファンディングからスタートし、2021年12月に本格販売を開始。2022年2月には都内12店舗のセブン-イレブンでテスト販売が開始され、その後、52店舗、300店舗と段階を踏みながら、2023年3月には1,000店舗に拡大した。

テスト販売の結果と、ブランドが掲げるパーパスやコンセプトに対する共感から、2023年6月には「セブン-イレブン限定シリーズ」が新設され、いまでは全国21,000店舗で専用什器が置かれるまでに発展している。

生活者起点での商品企画、「とらなきゃに、しあわせを。」というブランドパーパス、食品ではあまり使われないグレーを基調としたパッケージ。食品業界の常識に縛られない、博報堂の強みである生活者発想を活かしたブランドデザインと、三井物産をパートナーとするからこそ実現できたスピーディな事業展開は、今後ますます大きな武器となるはずだ。

共同事業だから実現できた
自由な発想とスピード感



暮らしをアップデートする者

従来の発想にとらわれない、新しい提案を世に問う「Cycle.meチーム」。商品開発から販売までを手がけるこのチームの中に「もしも自分がいたら」なんて、ぜひ働く自分を想像しながら読んでみてください。

Member

  • ストラテジックプラニング職

    渡邉 大和

    渡邉 大和

    ビジネスプラニングディレクター(ドットミーCMO)

    2012年入社

  • クリエイティブ職

    大久保 日向子

    大久保 日向子

    コピーライター

    2015年入社

  • ビジネスプロデュース職

    加瀬澤 力

    加瀬澤 力

    ビジネスプラナー

    2018年入社

Interview 1

商品開発の
“別解”を探して

Cycle.meプロジェクトの始まりについて教えてください。

  • 渡邉

    渡邉

    もともとは三井物産さんが出資する英国のBlack Swan Data社のAI予兆解析ツール「Trendscope(以下、トレンドスコープ)」の日本国内企業への導入を、博報堂がパートナーとして一緒に進めていたのがきっかけでした。ともにプロジェクトを進めていくなかで、「三井物産グループ、博報堂DYグループが持つ資産をフル活用すれば、予兆解析ツールを売るだけではなく、予兆解析から商品企画・開発製造・テスト販売まで一気通貫で提供できるのではないか?」「それってもしかしたら、自社での商品開発で苦しまれているクライアントさんにとって、商品開発の“別解”になり得るのではないか?」ということに気がつきました。

    実際、多くのメーカーさんと議論させていただくなかで、「新カテゴリに参入したいんだけど、知見が無くて困っている」「おもしろいシーズや技術があるんだけど、どうやって商品やブランドにしたらいいのかわからない」「いまある設備や販路が大きすぎて、小さく生んでゆっくり育てていくこと自体が難しい」「社名やブランドが逆にハードルになって、チャレンジングな企画が通らない」「お“カネ”はあっても“ヒト”がつけられないから、新しいプロジェクトを動かせない」など、新商品の自社開発に関するさまざまな悩みを耳にしました。

    三井物産と博報堂で「0→1」「1→10」のインキュベーションの部分のお手伝いをし、「10→100」でまたクライアントさんにお戻しするようなエコシステムがつくれたら、そうした悩みの解決ができるのではないか。「構想は面白そうだから、まずは自分たちで実際にブランドをつくってみよう」ということになり、最初につくったのがCycle.meです。Cycle.meがうまくいったので、三井物産さん、プレイドさん、曽田香料さんと博報堂が出資参画して設立したのが「株式会社ドットミー」になります。

  • 加瀬澤

    加瀬澤

    商社である三井物産さんと広告会社である博報堂は、互いに異なる強みを持っています。博報堂はマーケティングやブランディング、クリエイティブに強みがあり、三井物産さんは逆に、素材調達や開発製造のモノづくり、流通・小売などの領域に強みがあります。

    また、三井物産さんも博報堂も、さまざまな業界・業種に関するノウハウやネットワークを持っている会社です。いまは「食品」からスタートしていますが、「コスメ・トイレタリー」や「アパレル」などでの展開も将来的にはあり得るだろうという話をしています。そういった意味では、純粋に生活者の視点で「どういうブランドがもっと生活が豊かになるだろう」「どういう商品があったら世の中がもっと面白くなるだろう」から考えられるので、自由な発想ができる座組だなと思います。

Interview 2

組織も会社も超えて
“ワンテーブル”で議論する

最初に展開した商品は、どのように開発していったのでしょうか?

  • 渡邉

    渡邉

    トレンドスコープなどを用いて生活者のニーズを分析するところからはじめたのですが、コロナ禍を経て、生活様式が大きく変化するなかで、1日の中での行動や気持ちの切り替え、生活のサイクルやリズムを整えるために食品を利用する人が増えていることに気がつきました。また、「睡眠の質の向上」や「ストレスの緩和」など、日々の生活シーンの中で多くの人が抱える悩みにアプローチできる素材や食品が増えてきているというトレンドもありました。

    そこで、まずは食品から、ゆくゆくは食品以外のカテゴリーも含めて、朝・昼・夜のそれぞれの時間帯に合った商品をトータルで提案してくれるブランドがあったら、より良い生活サイクルや、その人らしいライフスタイルの実現をサポートできるのではないかと考えたのが、Cycle.meが生まれるきっかけでした。

  • 加瀬澤

    加瀬澤

    最初に展開したのは、タンパク質が20gとれる果汁入ドリンクの「フルーティプロテイン」、デスクワークの一時的な疲労感を緩和するGABAが入った「ワーキングクッキー」、睡眠の質の向上に役立つGABA入りミルク用スパイスミックス「ムーンミルク」の3商品でしたが、「プロテイン」「ストレス」「睡眠」は2020年の段階で既にトレンドスコープで“今後注目するべきキーワード”として挙がっていたものです。

  • 渡邉

    渡邉

    トレンドスコープなどを用いて検討したい商品カテゴリーを決めた後は、博報堂、三井物産さん、三井物産グループの素材メーカーさんや開発メーカーさんを一堂に集めた商品企画会議を行いました。この各領域の専門家が“ワンテーブル”で議論をするスタイルを、ドットミーでは大事にしています。こうすることで、開発スピードが短縮できるだけではなく、イノベーションも生まれやすくなるのではないかと考えています。

    例えば、Cycle.meのフルーティプロテインは、“たんぱく質が20gとれる果汁入ドリンク”という、いままで市場にほとんど存在しなかったプロテイン商品です。これは調達のプロから「値段がネックで日本では採用されてこなかったのですが、実はこういう高品質なプロテイン原料がある」という提案があり、それを受けて処方開発のプロが「この原料が使えるなら、ジュースみたいなおいしいプロテインドリンクがつくれる」、マーケティングのプロが「こういうデザインやブランドにすれば、値段が高くても手に取ってくれる人がきっといる」という提案をしたことによって生まれました。ワンテーブルで商品企画をすることで、普通なら見落とされていたであろう可能性がすくい上げられた1つの事例なのではないかと思います。

  • 大久保

    大久保

    商品企画・開発と並行しながらブランドの議論も進めていきました。健康を軸にしたブランドですが、あえて機能や効果はあまり主張しすぎないようにして、生活になじむようなたたずまいを意識しました。業界のセオリーにとらわれることなく、生活者として手に取りたくなるものをチームで議論しながら、少しずつブランドの輪郭をつくっていきました。情報が整理され、デザイン化されたパッケージを通して、自分らしく前向きな健康をつくるコンセプトに共感していただけていると感じています。

  • 渡邉

    渡邉

    健康やウェルビーイングの実現のためには“継続すること”が必要ですが、一方で忙しい現代人にとって“継続”は、至難の業でもあると思います。自分自身がまさにそうですが、ちょっとでも無理や我慢があるものは続かない。だから本当は、健康食品こそおいしくあるべきだし、ブランドやパッケージデザインも「自分にとって“いいこと”をしている」「前向きな選択ができている」という気持ちにさせてくれるものであるべきだと思います。

    大久保さんに書いてもらったブランドパーパスのステートメントにもありますが、「好きだから食べる。気がつけば、カラダも暮らしも前を向いている。」というのが本来は理想なのだと思います。まだまだ道半ばで実現できていないことも多いですが、そういうブランドを目指していきたいと思っています。

このプロジェクトの特筆すべき点はどんなところだと思いますか?

  • 大久保

    大久保

    クライアントと博報堂という線引きがないところだと思います。通常の業務であればコピーは"提案"するものですが、このプロジェクトの場合は納得できるものをみんなでつくり上げているような感覚があります。

  • 加瀬澤

    加瀬澤

    渡邉さんも仰ってましたが、所属する会社の違う人たちが、職種や肩書きなど関係なく同じ立場でプロジェクトに関わっていて、ワンテーブルでディスカッションする文化があることです。お互いリスペクトしているからこそ、より良いものを一緒につくることができるのだと思います。

  • 渡邊

    渡邊

    Cycle.meは商品開発から販売まですべて含めて考えると10万人を優に超えるような方々にお力添えいただいているプロジェクトになっていて、もう本当に感謝しかないですし、その分、責任の大きさも強く感じます。

    また、「通常ならNGなのですが、何とか交渉してみます…!」と無理難題にも前向きに付き合ってくださる方が本当に多くて、ありがた過ぎて泣きそうになる場面が何度もありました。「企業という枠を超えて一緒に挑戦してくれる仲間ができるなんて、そんな甘い話あるわけない」と内心どこかで思っていたので、仕事観や人生観が変わるくらい大きな経験になっています。

Interview 3

イチ“生活者”であることが
強みになる

前例のない仕事だからこその印象的なエピソードはありますか?

  • 加瀬澤

    加瀬澤

    炎天下で5,000本の商品をサンプリングしたことがありました。在庫を持つことや、1円を稼ぐことの大変さを知りましたね。そんな体験をしながら、違う会社の人同士があれこれ一緒に考えていくことで、本当の仲間になっていったなと感じます。

  • 大久保

    大久保

    私はコピーライターとして、ブランドの軸となるコンセプトの策定から参加しました。通常は製品の中身を動かせない状態で業務が始まりますが、このプロジェクトは構想段階から議論に入ることができる。フラットに試食会にも参加できるので、プラナー視点と生活者視点、両方をフルに活かせるプロジェクトだと実感しています。

    ブランドの立ち上げから参加させてもらっている分、思い入れも強くて、街でCycle.meを選んでいる人を目にした時はちょっと感動しました。

  • 渡邊

    渡邊

    私は博報堂から出向し、現在はドットミーの中で働いていますが、今まであまり付き合いのなかった研究職や技術職の方々とも接する機会が増えました。議論が白熱してくると専門用語が飛び交い始めて完全に置き去りにされることもあったりするのですが、でも同時に、そういった職種の方々こそ、実は生活者発想やマーケティングの知見を欲していることに気が付きました。「生活者が何を求めているのか?」「どうしたら受け入れてもらえるか?」は、バリューチェーンのどの段階においてもやはり一番大事な“問い”なんだなと。職種はもちろんのこと、組織や会社も越えて、もっともっと多くの人とつながることで、生活者にとって本当に価値のあるものを生み出していけたらいいなと思っています。

最後に、学生の皆さんへメッセージをお願いします。

  • 加瀬澤

    加瀬澤

    わからないことや、できないことは誰にもあります。たとえ間違っていても、思ったことや、やりたいことを素直に伝えるのが大切です。そういう素直な人が成長するし、チームを成長させると思っています。なので、素直さを大切にしてください。

  • 大久保

    大久保

    いざ仕事をしてみると、想像とのギャップに戸惑うこともあると思います。 でももしかしたら、目の前の仕事が、もっとワクワクできる仕事のきっかけになるかもしれない。そんな風にとらえられる人は、素敵だなと思います。前向きな人は、きっといい縁を引き寄せます。

  • 渡邊

    渡邊

    この仕事に限らず、博報堂はいままさに新しい可能性を模索している真っ最中です。その意味では、“生活者発想”や“クリエイティビティ”といった何処でも通用する一生錆びないスキルを身に着けながらも、従来の広告会社の枠にとどまらないようなチャレンジも望める環境なのではないかと思います。新しいことに挑むというのは楽しいことばかりではなく、大変なことも多いですが、それでも「やりたい!」という人には、一つの理想的な環境ではないかと思います。




仕事の流れ

  • 1

    プロジェクトの立ち上げ

    2018年からAI予兆解析ツール「トレンドスコープ」の国内導入をともに進めていた三井物産と博報堂の間で、新商品開発の“別解”モデルの構想が立ち上がる。「まずは自分たちでつくってみよう」ということで、2020年にCycle.meのプロジェクトが立ち上がる。

    参加メンバー

    ストラテジックプラニング職

    • 渡邉 大和
    • Other
    • Other

    ビジネスプロデュース職

    • 加瀬澤 力
    • Other

    構想で終わらず「実際にやってみた」のが、いま振り返ってもかなり大きかったと思います。

    渡邉

    渡邉

  • 2

    企画/開発

    「Cycle.me」のブランドコンセプト、アイテム、デザインやコピーなど、所属企業の垣根を超えて何度もディスカッションを重ねる。

    各領域の専門家がワンテーブルで議論をするスタイルによって、開発スピードを短縮するとともに、イノベーティブな商品の開発にチャレンジ。

    参加メンバー

    ストラテジックプラニング職

    • 渡邉 大和
    • Other
    • Other

    ビジネスプロデュース職

    • 加瀬澤 力
    • Other

    クリエイティブ職

    • 大久保 日向子
    • Other
    • Other

    PR職

    • Other

    普段なかなか接することのない研究職・開発職の方々とのディスカッションは本当に面白くて興奮しました!

    渡邉

    渡邉

    商品の価値をどう生活者に伝えるべきか、試行錯誤しました!

    大久保

    大久保

  • 3

    ローンチ/セブン-イレブンでテスト販売

    2021年10月にクラウドファンディングをスタート。2021年12月にD2Cブランドとして正式にローンチ。フルーティプロテイン、ワーキングクッキー、ムーンミルクの3商品を展開。

    2022年2月より都内12店舗のセブン-イレブンからテスト販売を開始。その後、52店舗、300店舗、1000店舗と段階的に実施店舗数を拡大。

    参加メンバー

    ストラテジックプラニング職

    • 渡邉 大和
    • Other
    • Other

    ビジネスプロデュース職

    • 加瀬澤 力
    • Other
    • Other

    クリエイティブ職

    • 大久保 日向子
    • Other
    • Other

    PR職

    • Other
    • Other

    立ち上げ間もないブランドにテスト販売のチャンスをくださったセブン-イレブンさんには感謝してもしきれません。Cycle.meにとって本当に大きなターニングポイントになりました。

    渡邉

    渡邉

  • 4

    株式会社ドットミー設立

    2022年7月、三井物産・プレイド・曽田香料の出資を受け「株式会社ドットミー」が設立。博報堂は2022年11月に出資参画、同時に社員も出向。

    参加メンバー

    ストラテジックプラニング職

    • 渡邉 大和
    • Other
    • Other

    ビジネスプロデュース職

    • 加瀬澤 力
    • Other
    • Other

    何かを部分的に請け負うのではなく、全部に並走する、自分たちのブランドという意識の強さが特徴的かなと思います。

    加瀬澤

    加瀬澤

  • 5

    セブン-イレブン限定シリーズを新設

    テスト販売の結果と、ブランドが掲げるパーパスやコンセプトに対する共感から「セブン-イレブン限定シリーズ」の新設が決定、2023年6月から販売開始。全国21,000店舗で専用什器が置かれる異例の展開に。

    参加メンバー

    ストラテジックプラニング職

    • 渡邉 大和
    • Other
    • Other

    ビジネスプロデュース職

    • 加瀬澤 力
    • Other
    • Other

    クリエイティブ職

    • 大久保 日向子
    • Other
    • Other

    PR職

    • Other
    • Other

    発売から1年半でこのような大きな展開になるなんて、本当に予想もしていませんでした。多くの方々のご協力のお陰なので、きちんと恩返しができるよう誠心誠意頑張ります。

    渡邉

    渡邉

※社員の所属、職種、その他の全ての情報は本記事掲載開始日時点のものであり、現在の情報とは異なる場合がございます。

ビジネスプロデュース職

人や会社を繋ぎプロジェクトをデザインする、チームのリーダー。
社内外の最前線に立ち、クライアントの課題や社会課題を発見し、チームのリーダーとして、プロジェクトを推進・デザインする。クライアントの真の課題をパートナーとして共に見つけ出し、社内外のスペシャリストを編成したチームを作り、課題解決をリードする。仕事全体の設計やプロセス、収益管理など全てをデザインして、仕事が生まれるところから、仕事が世の中に出ていくところまで、一気通貫で推進していく。

ストラテジックプラニング職

調査や分析からマーケティング企画立案を担う戦略家。
市場調査や生活者の調査・分析を通じてクライアントのマーケティング課題を解決するための戦略を導き出すチームの頭脳。社内では「ストプラ」ないし「マーケ」とも呼ばれている。生活者の視点に立って、外側からクライアントや市場を分析することで世の中に響くコミュニケーション戦略を発見する。

クリエイティブ職

コミュニケーション領域の構想・発想・実装を担う戦術家。
クライアントの課題解決のために、生活者との様々な接点において、想いをカタチにして生活者の心を動かすアウトプットを設計する役割。クリエイティブ職の中にも、コピーライター、CMプラナー、デザイナー、アクティベーションプラナーなど領域ごとにさまざまなプロフェッショナルがいる。

PR職

社会の流れを読み、火種を作る仕掛け人。
パブリックリレーションズの観点から課題解決を行う専門職であり、情報戦略やコミュニケーション企画を設計し、実装までを担う。いつ、どんなメディアで、どんな取り上げられ方を狙うのか、世の中の反響から逆算して、情報編集をする火種作りを行う。社会のトレンドや潮流を洞察し、社会が受け取りやすい情報に変換して広げていく職種。

メディアプロデュース職

クライアントとメディアを繋ぎ、メディア価値の最大化を狙うプロデューサー。
広告メディア価値を高めるために媒体枠の仕入れや、媒体社との企画開発、クライアントへの営業活動支援を行う役割。メディア各社、クライアント、その他協力会社など、社内外の様々な人を巻き込み、「伝える」ためのプラットフォームであるメディア枠の仕入れを中心に、新たなメディア開発や、メディアを組み合わせる企画開発などを行う。

メディアプラニング職

調査や分析からメディア効果をデザインする戦略家。
メディア市場の動向や、広告効果のデータなどを駆使して調査・分析を行い、広告目標やスケジュール、予算といった、様々な条件がある中で、最高効率を目指し、適切なメディアの使い方を提案する役割。また、広告メディアビジネスの次世代型モデル「AaaS(Advertising as a Service)」を駆使することで、広告効果を具体的に可視化して検証する。

コンテンツプロデュース職

コンテンツに関する企画開発・実装まで担うプロデューサー。
主にスポーツやエンターテインメントといった分野のコンテンツにおいて、企画開発からプロモート、実装に至るまでに投資計画など収益管理まで総合的にプロデュースする役割。スポーツイベントの企画・実施や、キャラクター商品の開発、映画製作などを通じて誰もが日常で触れているコンテンツを縁の下で支えている。

ビジネスディベロップメント職

クライアントを問わずビジネス機会を創出するスペシャリスト。
専門性を武器に、特定のクライアント業務ではなく、様々なクライアントに効率的かつ効果的なビジネスのプロデュースを行う職種。博報堂/博報堂DYメディアパートナーズの新たなビジネス機会や市場を発見することで会社の新たなソリューションとなる武器や商品開発を行い、クライアントへ貢献する。

研究開発職

各領域の戦略遂行に役立つ武器を開発するイノベーター。
数ある職種の中で唯一、「研究者」の肩書を持つ職種。世の中の真実を洞察するレポートや、マーケティングをサポートする分析ツールなど、「研究者」たちが発明した武器が博報堂/博報堂DYメディアパートナーズをリードしていく。

マネジメントプロデュース職

全社における経営戦略のプラニングと実装を行うスペシャリスト。
人事や経理財務、法務、経営企画など特定領域の専門性を駆使して博報堂/博報堂DYメディアパートナーズの経営戦略や経営資源、業務に関する、プラニングやプロデュースを行う役割。会社全体の大きな方針を決め、その方針を実装していけるように組織を作り上げる。ちなみに、新卒採用チームもマネジメントプロデュース職です。

データサイエンス領域

グローバル領域