HAKUHODO HAKUHODO DY MEDIA PARTNERS RECRUIT

完全メシ

日清食品

33種類の栄養素とおいしさの完全なバランスを追求した、日清食品の新規事業

2020年夏、日清食品の新規事業である「完全メシ」のプロジェクトに声がかかる。当初、日清食品から博報堂グループへの依頼は「今までとは一線を画す食品を発売する為『どんな風に商品の売りをつくるか』というコミュニケーション設計からプロモーションまでを手伝ってほしい」というもの。しかし、博報堂グループの領域はマーケティング・プロモーションだけにとどまらない。生活者目線を強みとする博報堂グループならではの視点で並走ができると考え、商品完成前から日清食品との取り組みが始まった。

市場調査や事業PRの検討から始まり、「商品発売に向け、生活者からの反響を想像し、妄想でPR戦略を描き展開を組み立てる」という、生活者起点の発想で、業務を行っていった。

33種類の栄養素とおいしさの完全なバランスを追求した、日清食品の新規事業

クリエイティブの力で
まじめにおもしろく

こうして2022年9月に全国で発売された「完全メシ」は、唯一無二の商品力にTVCMのインパクトも相まって、またたく間に話題となった。TVCMでは伝えるべきことをきちんと届けるため、わかりやすさと記憶に残ることを重視して、通販番組の形式を採用。ビデオコンテを何パターンも制作し、タイミングやしゃべり方を変えて何度も検証することで、「きちんと伝わりながらも、印象に残る」TVCMをつくり上げた。商品のターゲットである中年層に振り向いてもらえるよう、頭に残るリズミカルな構造を意識した。

まじめにおもしろさを構築していく作業は、広告クリエイティブならでは。「完全メシ」は一時的なブームを超え、世の中を変えるブランドとしてクリエイティブ面でも存在感を高めてきた。とはいえ、日清食品の思いが詰まった壮大なプロジェクトは、まだ始まったばかり。同社の偉大な発明であるカップヌードルを超える国民食として定着するまで、博報堂グループは日清食品とともに走り続ける。

クリエイティブの力で
まじめにおもしろく



新たな市場をつくる者

商品発売前からTVCM制作までを幅広く並走する「日清食品チーム」。
「まったく新しい商品をどうしたら世の中に伝えられるか」という本質的な課題と向き合いながら、日々挑戦を続けているこのチームの中に「もしも自分がいたら」なんて、ぜひ働く自分を想像しながら読んでみてください。

Member

  • ビジネスプロデュース職

    渡辺 圭一

    渡辺 圭一

    ビジネスプロデューサー

    2019年キャリア入社(2005年入社扱い)

  • ビジネスプロデュース職

    大竹 崇弘

    大竹 崇弘

    ビジネスプロデューサー

    2013年入社

  • クリエイティブ職

    田中 裕二

    田中 裕二

    CMプロデューサー

    2010年入社

Interview 1

おもしろがることから
ビジネスが始まる

「完全メシ」プロジェクトのはじまりについて教えてください。

  • 大竹

    大竹

    新規事業の計画段階でお声がけ頂き始まりました。僕は2020年頃から参加しています。

新規事業に携わって良かったことは何ですか?

  • 大竹

    大竹

    ベンチャー企業の事業創造はあっても、ここまで大きな企業のプロジェクトに関われる経験はなかなかありません。数日で考えて提案して、ダメならそこで終わる。いわゆるアジャイルな事業ステップの繰り返しでいろんなことを鍛えられました。

  • 渡辺

    渡辺

    構想してボツになった案もあったとか?

  • 大竹

    大竹

    はい。実現しない厳しさもあるけど、ときどき可能性が見えるからおもしろい。僕はミーハーで飽き性な“ザ・博報堂人”ですが、いまは飽きるヒマがないですね(笑)。

事業領域における博報堂らしさとは、どんなところだと思いますか?

  • 大竹

    大竹

    やはり生活者目線です。コンサル会社の場合、市場動向を踏まえてビジネスや売上戦略を考えますよね。でも物事は「おもしろい」と思ってもらえないと広がりません。僕らは「いかに生活者におもしろがってもらえるか」という視点で、まずは考えれることが強みだと思います。

  • 田中

    田中

    広告のアイデア発想やクリエイティブの考え方はどこにでも応用できます。事業構想も、例えば、先輩たちがやってきた「テーマパークに何を置くか」「おまけに何をつけるか」というのと根本は同じ。アイデアの基礎があれば、誰でも新しいことはできると思います。

Interview 2

リスペクトがあるから
クリエイティブが磨かれる

「完全メシ」のTVCM制作でのエピソードをお聞かせください。

  • 大竹

    大竹

    2022年9月に1本目の「完全なる通販 篇」を公開したのですが、裕二さんには2本目の「完全なるバランス 篇」から入ってもらいました。

  • 田中

    田中

    最初に話を聞いたとき、ジャンクだけど栄養バランスがとれている「完全メシ」には、世の中を変えるパワーがあると感じました。それだけに大変な仕事でもあるけど、新しい商品のブランドをイチからつくれるのはチャンスだと思ったんです。

  • 渡辺

    渡辺

    クライアントはクリエイティブへのこだわりが強い会社なので、クラフト能力がありつつ、対応力がある人が求められていたんです。それで裕二さんがぴったりだった。

  • 田中

    田中

    僕は難しい要望に応えるのが割と得意なので。でも、それだけだと足りない。クライアントの要望は100%受け入れつつ、想像を一歩超える新しい提案を持っていかないといけなかった。

    日清食品は「おいしい、の その先へ。」というスローガンの通り、いい商品をつくるだけでなく、その先を大事にしている会社です。僕はそこをリスペクトしているから、難しいオーダーが来ても「やるしかない」って思えるんです。

  • 渡辺

    渡辺

    四方八方から来るオーダーを全部とらえて、ちゃんと形に落とし込めるのが裕二さんのすごさ。今回もキャストはクライアントからこんな人はどうか?と言われて検討した方なんですよね。

  • 田中

    田中

    はい。2本目のキャスト・木村佳代さんは一般の方だったので、映像としてどう強くするかが課題でした。一見普通に見える映像でも、実は、繰り返しが多かったり、15秒の多くを商品カットで構成したりと、通常のTVCMにはない構造になっているんですよ。

  • 大竹

    大竹

    よく見ると、カメラが必要以上に顔に寄っているんですよね。それがおもしろい。

  • 田中

    田中

    おもしろくなかったら、生活者は振り向いてくれませんから。どんな条件があっても最終的におもしろくするのが博報堂の役目だと思っています。

Interview 3

何事も自分らしく
まずはやってみる

日清食品チームの特徴や、担当する楽しさをお聞かせください。

  • 渡辺

    渡辺

    新卒からベテランまで幅広いですよ。変化が多いからにぎやかですね。

  • 大竹

    大竹

    クライアントも含めて、ワンチームという感じがあります。

  • 田中

    田中

    クライアントは生活者をちゃんと見ていて、人の心を動かすことに真剣なんです。そういう誠実なところがいいなと思います。大変なこともあるけど、人のためになっているからやりがいがあります。

  • 渡辺

    渡辺

    僕はスーパーに行くことが好きなんですけど、店頭で「完全メシ」を選んでいる方を見ると「あー、良かったな」って思います。

最後に、学生の皆さんへメッセージをお願いします。

  • 大竹

    大竹

    うちの会社って社風が自由だし、縦横が超フラットでいい会社なんです。だから、気兼ねなくしゃべれる人と働きたいな。特にビジネスプロデュース職はチームで動くことが多いので、楽しいことも嫌なことも素直に話してほしいです。あとは、何事に対しても「まずはやってみる」という精神を持っている人に入ってもらえたらいいなと思います。

  • 渡辺

    渡辺

    どんなことでも何かの力にはなるので、何事も前向きに取り組める人が博報堂/博報堂DYメディアパートナーズに一番向いていると思います。

  • 田中

    田中

    本当に個性を大事にする会社なので、ちゃんと自分らしさを見つけて人に伝えられる人が向いているし、会社に入っても活躍できると思います。




仕事の流れ

  • 1

    事業領域

    日清食品が「完全メシ」プロジェクトを発足し、2020年10月に、商品完成前からの並走業務を博報堂グループが受託。商品発売に向けた並走が始まる。

    参加メンバー

    ビジネスプロデュース職

    • 渡辺 圭一
    • 大竹 崇弘
    • Other

    今回の壮大なプロジェクト、他では絶対に体験できない貴重な業務になる!ワクワクしかない。

    大竹

    大竹

  • 2

    発売PRのオリエンテーション

    「完全メシ」をプロモーションするための手法について、TVCM以外にどのような方法があるのか、どんな風に売りをつくっていくのかなど、PR設計を依頼される。日清食品の通常商品とは違って、伝えたいことが多く、かつ表現における制限が多い商品のため、留意点は他商品の倍以上。

    参加メンバー

    ビジネスプロデュース職

    • 渡辺 圭一
    • 大竹 崇弘
    • Other

    クリエイティブ職

    • 田中 裕二

    PR職

    • Other

    今回のコミュニケーション設計を考えるには、経験が豊富かつ、 過去に日清食品を担当していた裕二さんがぴったりだ!

    渡辺

    渡辺

  • 3

    提案

    オリエン内容を吟味し、他社商品の表現方法やプロモーションを把握し、日清食品らしさを加え提案し、ディスカッションを重ねる。

    参加メンバー

    ビジネスプロデュース職

    • 渡辺 圭一
    • 大竹 崇弘
    • Other

    クリエイティブ職

    • 田中 裕二

    新しい食文化の創造。と言えるほど、大きなプロジェクトなため、壮大、かつ緻密なPR戦略をクライアントと共に作り上げていった。

    大竹

    大竹

  • 4

    TVCM制作

    2022年はじめ頃、日清食品の宣伝部よりTVCM制作のオリエン依頼があり、ご提案・修正のやり取りを経て企画確定後、ビデオコンテによるプレゼン、クリエイティブミーティングを何度か経て、実制作へ。

    参加メンバー

    ビジネスプロデュース職

    • 渡辺 圭一
    • 大竹 崇弘
    • Other

    クリエイティブ職

    • 田中 裕二

    新しいブランドの発売だからこそ、おもしろさのインパクトと、しっかり商品も認知してもらうことを狙って企画を考えました。

    田中

    田中

  • 5

    ローンチ

    2022年に全国販売を開始。意外性あるキャストの組み合わせなどで大きな反響を呼ぶ。
    その後、発売からシリーズ累計2,000万食(※)を突破した。

    ※2022年5月30日〜2024年1月31日の「完全メシ」シリーズ累計出荷数から算出(日清食品調べ)。

    参加メンバー

    ビジネスプロデュース職

    • 渡辺 圭一
    • 大竹 崇弘
    • Other

    クリエイティブ職

    • 田中 裕二

    クライアントと並走し続けた壮大なプロジェクト。 実際に生活者の方が商品を手に取る姿を見て、クライアントと僕たちの想いが届いていることを実感しました。

    渡辺

    渡辺

※社員の所属、職種、その他の全ての情報は本記事掲載開始日時点のものであり、現在の情報とは異なる場合がございます。

ビジネスプロデュース職

人や会社を繋ぎプロジェクトをデザインする、チームのリーダー。
社内外の最前線に立ち、クライアントの課題や社会課題を発見し、チームのリーダーとして、プロジェクトを推進・デザインする。クライアントの真の課題をパートナーとして共に見つけ出し、社内外のスペシャリストを編成したチームを作り、課題解決をリードする。仕事全体の設計やプロセス、収益管理など全てをデザインして、仕事が生まれるところから、仕事が世の中に出ていくところまで、一気通貫で推進していく。

ストラテジックプラニング職

調査や分析からマーケティング企画立案を担う戦略家。
市場調査や生活者の調査・分析を通じてクライアントのマーケティング課題を解決するための戦略を導き出すチームの頭脳。社内では「ストプラ」ないし「マーケ」とも呼ばれている。生活者の視点に立って、外側からクライアントや市場を分析することで世の中に響くコミュニケーション戦略を発見する。

クリエイティブ職

コミュニケーション領域の構想・発想・実装を担う戦術家。
クライアントの課題解決のために、生活者との様々な接点において、想いをカタチにして生活者の心を動かすアウトプットを設計する役割。クリエイティブ職の中にも、コピーライター、CMプラナー、デザイナー、アクティベーションプラナーなど領域ごとにさまざまなプロフェッショナルがいる。

PR職

社会の流れを読み、火種を作る仕掛け人。
パブリックリレーションズの観点から課題解決を行う専門職であり、情報戦略やコミュニケーション企画を設計し、実装までを担う。いつ、どんなメディアで、どんな取り上げられ方を狙うのか、世の中の反響から逆算して、情報編集をする火種作りを行う。社会のトレンドや潮流を洞察し、社会が受け取りやすい情報に変換して広げていく職種。

メディアプロデュース職

クライアントとメディアを繋ぎ、メディア価値の最大化を狙うプロデューサー。
広告メディア価値を高めるために媒体枠の仕入れや、媒体社との企画開発、クライアントへの営業活動支援を行う役割。メディア各社、クライアント、その他協力会社など、社内外の様々な人を巻き込み、「伝える」ためのプラットフォームであるメディア枠の仕入れを中心に、新たなメディア開発や、メディアを組み合わせる企画開発などを行う。

メディアプラニング職

調査や分析からメディア効果をデザインする戦略家。
メディア市場の動向や、広告効果のデータなどを駆使して調査・分析を行い、広告目標やスケジュール、予算といった、様々な条件がある中で、最高効率を目指し、適切なメディアの使い方を提案する役割。また、広告メディアビジネスの次世代型モデル「AaaS(Advertising as a Service)」を駆使することで、広告効果を具体的に可視化して検証する。

コンテンツプロデュース職

コンテンツに関する企画開発・実装まで担うプロデューサー。
主にスポーツやエンターテインメントといった分野のコンテンツにおいて、企画開発からプロモート、実装に至るまでに投資計画など収益管理まで総合的にプロデュースする役割。スポーツイベントの企画・実施や、キャラクター商品の開発、映画製作などを通じて誰もが日常で触れているコンテンツを縁の下で支えている。

ビジネスディベロップメント職

クライアントを問わずビジネス機会を創出するスペシャリスト。
専門性を武器に、特定のクライアント業務ではなく、様々なクライアントに効率的かつ効果的なビジネスのプロデュースを行う職種。博報堂/博報堂DYメディアパートナーズの新たなビジネス機会や市場を発見することで会社の新たなソリューションとなる武器や商品開発を行い、クライアントへ貢献する。

研究開発職

各領域の戦略遂行に役立つ武器を開発するイノベーター。
数ある職種の中で唯一、「研究者」の肩書を持つ職種。世の中の真実を洞察するレポートや、マーケティングをサポートする分析ツールなど、「研究者」たちが発明した武器が博報堂/博報堂DYメディアパートナーズをリードしていく。

マネジメントプロデュース職

全社における経営戦略のプラニングと実装を行うスペシャリスト。
人事や経理財務、法務、経営企画など特定領域の専門性を駆使して博報堂/博報堂DYメディアパートナーズの経営戦略や経営資源、業務に関する、プラニングやプロデュースを行う役割。会社全体の大きな方針を決め、その方針を実装していけるように組織を作り上げる。ちなみに、新卒採用チームもマネジメントプロデュース職です。

データサイエンス領域

グローバル領域